ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

風の弔い

2014-01-15 15:19:55 | Weblog
風が乾いた大地を吹き抜ける
それも自由に闊達に
躍動する大気の流れは
街々の路地を通り過ぎて
私の家の窓に当たり
カタカタと音を立てている

汲めども尽くせぬ聖書を
微睡みの中読み進む
夢見心地の明るい午後に

街はひっそりと午後を眠り
人影もない

あの日の約束は果たされるのだろうか?
ざわめく風に消息を尋ねるため
一言二言言葉を発した

また微睡みの中へ落ちる
夢で逢えた故郷の人は
皆死者ばかりだった
多くの友が逝ってしまった

新しいフロンティアで微睡みながら
彼らを偲ぶ

風が強いね

ああ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陽射しの下で書を

2014-01-15 14:03:21 | Weblog
速度の早い雲が流れてゆく
太陽が顔を出しまた隠れる

風の音が窓を揺さぶる
電線がゴーゴーと鳴く

神々しくもある天候は
天地創造の日々を想わせ
手垢にまみれた聖書を私に取らせる

「私の水を飲む者はけっして乾かない」

確かに聖書のどのページにも
智慧と愛が溢れんばかりに書きつけられている
読み進めば心は穏やかに
力 強く生活の活力が湧き上がる

神の光の言葉の数々は
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする