ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

一日 立原道造

2018-11-04 20:31:13 | Weblog
一日

そこはよい見晴らしであったから
青空の一ところをくりぬいて皿をつくり
僕たちは雲のふらいなどを料理し
用意して来たパン、果物の類を食べ
景色を眺めてはたのしい食欲を充した
日かげには大きな百合の花が咲いていて
その花粉と蜜は僕たちの調味料だった
さてこのささやかな食事のあとで
きれいな草原にねころぶと
僕の切り抜いた後に昼の月があった
それをあなたはハンカチに包んで
大切そうにうちへお土産にした

『立原道造全集』第6巻
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夢野久作『猟奇歌』より

2018-11-04 15:40:19 | Weblog
夢野久作『猟奇歌』より

青空の隅から
ジット眼をあけて
俺の所業を睨んでいる奴

*フフフ………
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夢野久作『猟奇歌』より

2018-11-04 15:04:11 | Weblog
夢野久作 『猟奇歌』より

にんげんが
皆良心を無くしつつ
夜のあけるまで
ダンスをしている
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パステル 立原道造

2018-11-04 11:59:09 | Weblog
パステル

パステルは
やわらかし。
うれしかり、
ほのかなる
手ざわりは。
うれしかり
パステルの
色あいは。

『立原道造全集』第6巻

*立原は、東大で建築学を学ぶ。絵心も有った。
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我が主へ!

2018-11-04 01:41:36 | Weblog
主よ よろしゅうございますか?

総論としての黙示文学、第四エズラ、エチオピアのエノク
シリアのバルク、足早に終末へと向かう…海も大気も無い
惑星へ…その前段階として各論の死海文書。光の子(民衆)と
闇の子(支配層)との闘いの経緯。主よ!その様に理解して
おります。
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