ウォーホール左派

今日も作詩、明日もまた、本格詩人のブログ。

リルケ全集より

2019-03-06 13:48:17 | Weblog
あこがれるとは、波のうねりのままにただよい、
「時」のなかにふるさとを持たないこと。
ねがいとは、日々の時間が
永遠とひそかな対話をかわすこと。

こうして人は生きる。そしてついには、
時間のなかでいちばん孤独なあの時が
ひとつの大きな昨日からはなれて立ち、
孤独な微笑をうかべつつだまって永遠とむかいあう。

『リルケ全集1』彌生書房