その下に行って 僕は名を呼んだ
詩は だのに いつも空ばかり
眺めていた 空の小鳥を 空の雲を
☆
こわい顔をしていることがある
爪を切っていることがある
詩はイスの上で眠ってしまったのだ
☆
あかりの下でひとりきりでいると
僕は ばかげたことをしたくなる
『立原道造全集6』
詩は だのに いつも空ばかり
眺めていた 空の小鳥を 空の雲を
☆
こわい顔をしていることがある
爪を切っていることがある
詩はイスの上で眠ってしまったのだ
☆
あかりの下でひとりきりでいると
僕は ばかげたことをしたくなる
『立原道造全集6』