新井白石「自ら肖像に題す」
青黒い顔は鉄の如く、白い髪の毛は銀のよう。
紫水晶さながらの眼は角立って、電光人を射る
ような鋭さ。このようなわが身は、わずかに
五尺の小男ではあるが、満身すべてこれ胆で、
元気が体に充実している。戦時ならば武功を立てて、
麒麟閣に名を留めることもできようが、今は太平の世
であるからその要はない。
青黒い顔は鉄の如く、白い髪の毛は銀のよう。
紫水晶さながらの眼は角立って、電光人を射る
ような鋭さ。このようなわが身は、わずかに
五尺の小男ではあるが、満身すべてこれ胆で、
元気が体に充実している。戦時ならば武功を立てて、
麒麟閣に名を留めることもできようが、今は太平の世
であるからその要はない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます