粒粒の神様

米びつや眠っているのは粒粒の神様


潮騒の聞こえる掘っ立て小屋で寝る


仏陀やら日蓮受胎のガイアなり

フールズ・メイト

地獄が天女を捕らえようとしても下司の下司


天界に地獄出現のシュールなり


天界に地獄がす巻き春は椿事


マヤ暦や心臓くり抜く民弱し


人体ノ臓器ニ入ル仏・菩薩


昔語りの時空にファンタジーの小人がいる


髭曼荼羅の前で白光する肉体


ネット民俗学　誰か始めて　言の葉強し


バサラ成立過程と「フールズ・メイト」読む我


現代版バサラ　月刊誌「フールズ・メイト」

ロゴス

極悪を最終処理するロゴスである


「無」の状態想像できぬ想像ある故


魂を無に送り込む「神」を畏れよ

雪が降る

野辺送りをした人に会えそうな朝


雪降るを待つ　ストーブに炎燃える音


筋肉が割り裂けて盛り上がる


静かに燃えて人こそ希望の異名