摺師安次郎の第2弾が出ていることを知り、早速読んでみた。こちらも短編連作集で、5編の作品が収録されている。「ランティエ」(2013年3月号~2017年8月号)に断続的に発表され、2018年1月に冒頭表紙の単行本として刊行された。
2021年7月に、時代小説文庫の一冊として文庫化されている。表紙が変化して、安次郎の顔が見えるようになっている。また、安次郎の子、信太の顔は見えなくなったが、斜め上に掲げた左手に独楽を持っている。この表現には大きな意味が隠されている。この第2作での一つの押さえ所といえる。
神田明神下の五郎蔵店に住む摺師安次郎は、妻のお初に先立たれ、生まれた息子信太を押上村にあるお初の実家に預けて、一人暮らしを通してきた。信太ははやくも5歳になる。安次郎はお初の実家に預けてきた信太をどうしようと思っているのか。また、第1作には安次郎の幼馴染みで、一橋家に仕える大橋新吾郎の妹・友恵が登場してきた。父子の関係、安次郎と友恵の関係が気になるところだった。それが、早めに読みたくなった動機・・・・。まさに、人情の側面にリンクしていく。
さて、この第2作には冒頭に記したが、第1作と同様、5編の短編が収録されている。それぞれ独立した短編として読めるが、やはり連作としてストーリーの根底には大きな流れができているので、最初から順番に読んでいくのが穏当だと思う。
第1作と同様に、この第2作でも、要所要所で摺師の技法・作業の工程などが描写されていく。彫師の技法・作業工程も少し出てくる。浮世絵愛好者は、浮世絵版画についての知識を副産物として楽しめる。私には無知の部分だったので、興味深く読めた。
キーワードだけ、ここに列挙しておこう。あとずり、摺り抜き、べた摺りとぼかしの版木、色落ち、見当(鍵見当・引き付け見当)、あてなぼかし、馬連、板ぼかし、一文字ぼかし、両面摺り、である。一部は短編作品のタイトルにも使われている。
以下、各編の感想・印象を含めて、少しご紹介していこう。
<第一話 あとずり>
16文の錦絵の後摺(あとずり)を手にして、直吉が摺り場に飛び込んで来る。隅田堤を描いた絵の後摺である。その初摺はおまんまの安と呼ばれる安次郎が手がけていた。安次郎は、「摺師は絵師の色差し通りに色を置き、版木に記された指示通りに様々な摺りを施すだけだ」(p21)と考えている。だが、後摺は絵師の手を離れ、版元が自由裁量を働かせることができるそうだ。版元の指示を受けて、この後摺を誰が手がけたのか。それが安次郎と摺長の長五郎にとっては、大問題になるのだった。長五郎は「後摺のほうが、艶っぽいのさ」と安次郎に言う。「これは、伊蔵さんの摺りです」(p23)と、安次郎は断言した。
伊蔵とは? それがこの短編のテーマになっていく。工房の摺長、長五郎、安次郎に大きな関わりがある摺師だった。摺師伊蔵には、極秘とする秘密があった。
この短編には、サブストーリーがある。五郎蔵店に住むおたきの孫・太一は、今は植木屋に奉公している。その太一が同じ植木屋に奉公している11歳の喜八が摺師に興味を持っていると安次郎に紹介したことから、安次郎には関わりが生まれていく。
渡りの摺師となった伊蔵が事件に巻き込まれていく。摺師伊蔵の秘密と意地が切ない。
<第二話 色落ち>
摺長に雇われた渡りの摺師新吉が関わってくる話。摺師の腕はいいのだが女たらしという評判を持つ。それ故に新吉が事件を引き寄せる羽目に。新吉は彫源からの版木待ちをしていたが、届いた版木に色落ちを見つける。その頃、彫源では、彫師源次の娘お德が行方不明で大騒ぎ。お德は長五郎の娘、おちかの友達だった。失踪したお德は親の決めた許嫁ではない男の子を身ごもっていた。新吉にはお德との間の噂もあった・・・・。
雨が降り続く中で、押上村に出向き、しばし息子の信太との時間を過ごす。父子の関わりが織り込まれていく。離ればなれの父と子の心情と哀感が点描される。
新吉の日常行動が誤解を生み出す滑稽さが一方でおもしろさとなっている。人は見かけで判断してはだめ、という一例なのかも。
<第三話 見当ちがい>
『新明解国語辞典 第5版』(三省堂)を引くと、「見当」とは「いろいろな材料に多分こうだろうと判断すること(した結果)。[狭義では、大体の方角・方向を指す]」と説明されている。そういう意味合いだけで理解してきた。錦絵は幾枚もの版木を使う多色摺りなので、鍵見当と引き付け見当という二種の見当と称される印が彫師により付けられているという。見当という言葉がこんなところで使われていることを具体的に知る機会となった。
この見当をはずすとどうなるか、それを彫師伊之助と摺師安次郎が、なんと歌川国貞の版下絵で示し合わせてやってみるという話。その発端は、歌川一門の若い絵師の描いた役者絵を版元、彫師、絵師の立ち合いのもとで安次郎が試し摺りをした。その浮世絵の像主である役者が自分の顔には似ていないと憤慨したことが問題の発端となっていた。
国貞がオチをつける。「多色摺りってのはよ、画を描く者、彫る者、摺る者、その三つが揃わなきゃ、錦の絵にならねえんだ」(p174)と。
絵師と役者の見当ちがいの見当はずれを題材にしていくところがおもしろい。
この短編には、パラレルに独立のサブ・ストーリーが織り込まれる。実は冒頭がこのサブ・ストーリーで始まる次第。お初の兄、安次郎には義兄になる市助が五郎蔵店の安次郎の家を訪れてくる。信太が怪我をした・・・・と。信太の気丈さとともに、その心中が哀れでもある。この事態を契機とし、ついに安次郎は決意をする。安次郎の心配りと心情に、読者は共振していくことだろう。
<第四話 独楽回し>
五郎蔵店の長屋住まいで、安次郎・信太父子の生活が始まる。その生活ぶりが具体的に描かれて行く。長屋の人々の関わり、人情があたたかい。信太は長屋の子供たちに馴染んでいくが、その一方で、子供の世界が生む酷い側面が表出する。信太が子供たちと遊ばなくなったと。そこには信太の右手親指が不具合になったことが絡んでいた。
安次郎は子供の世界のことに口出しせず、信太を見守る立場を貫く。
この第四話では、いくつか状況変化が加わってくる。大橋友恵が兄新吾郎の家を飛び出し、独自に長屋暮らしを始めたこと。その住まいは直吉と同じ長屋であること。信太が友恵の住居に出入りするようになること。友恵には兄夫妻から再婚話が出ていることなど。
安次郎は信太を摺り場にも連れて行く。信太は、己が彫師になり父がそれを摺るという夢を持っていた。安次郎は信太を彫師伊之助に引き合わせる機会を作る。信太にとり、それが一つの転機になる。なぜか、は読んでのお楽しみ・・・・。
この第四話には、第五話に引き継がれる重要なエピソードが織り込まれている。彫師の伊之助が摺長にその話を持ち込んで来る。国貞の弟子の絵師と像主の役者とのいざこざ騒動の一件が伝わり、ある摺り場の主が安次郎に会いたいと申し出てきたという。安次郎は、直吉を連れて会いに行くことで、伊之助の依頼に応じる。それが次の一波乱を生み出す因となる。
安次郎を取り巻く環境が大きく変化し始める転機の時点を切り取った一話といえる。
<第五話 腕競べ>
話は安次郎の幼馴染みで、友恵の兄になる大橋新吾郎が安次郎の住まいを早朝に訪ねてくる場面から始まる。
そして、摺惣・惣右衛門の息子で摺師の清八と安次郎が摺り勝負へと展開していく。
この話は実に興味深い状況設定になっている。その状況設定だけご紹介しよう。
注文主 さる旗本 摺物の目的 孫への祝いのための私家版(お上の統制外)
版元 (記されず)
絵師 歌川広重師匠
彫師 彫源の伊之助
摺師 摺惣: 惣右衛門の息子清八、職人頭の佐治、寛太郎(惣右衛門の娘婿)
惣長: 安次郎、新吉、直吉
摺り勝負の条件
*摺師は事前に画を見ていない。絵組、色版の枚数も知らされない。
*色は13と数を指定。どの色を持ち込むかは自由。その費用は版元もち。
*勝負の場で初めて校合摺りを見ることになる。
*紙は奉書
*摺り技は摺師の裁量に任せる。⇒ この条件が特に異例!
判定 広重師匠が行う。互角判定の場合は注文主と版元でいずれかに決する。
場所 浅草駒形町の料理屋「立田屋」。見物料を取り観覧客を入れる。
さて、この摺り勝負どのような展開となるかは、お読みに・・・・・。
この第五話、友恵の長屋住まいに対し兄の新吾郎がある通告をする。そのことを安次郎が友恵から知らされることで終わる。
安次郎の様々な面での心配りと彼の信念が描き出される。読後に余韻が残る短編連作である。さて、またまた、この後が読みたくなってくる。期待して待とう。
ご一読ありがとうございます。
補遺
読書情報誌「ランティエ」 ホームページ
初摺と後摺 摺りの違いを楽しむ 歌川広重「名所江戸百景 両国花火」:「静岡市美術館」
浮世絵の「初摺り」と「後摺り」 :「旅と美術館」
ご注意!! 川瀬巴水の後摺を初摺として販売している件 :「渡辺木版美術画舗」
バレン ばれん :「武蔵野美術大学 造形ファイル」
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その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
こちらもお読みいただけるとうれしいです。
『いろあわせ 摺師安次郎人情暦』 時代小説文庫(角川春樹事務所)
『お茶壺道中』 角川書店
『空を駆ける』 集英社
拙ブログ「遊心逍遙記」に記した読後印象記
『広重ぶるう』 新潮社
『我、鉄路を拓かん』 PHP
2021年7月に、時代小説文庫の一冊として文庫化されている。表紙が変化して、安次郎の顔が見えるようになっている。また、安次郎の子、信太の顔は見えなくなったが、斜め上に掲げた左手に独楽を持っている。この表現には大きな意味が隠されている。この第2作での一つの押さえ所といえる。
神田明神下の五郎蔵店に住む摺師安次郎は、妻のお初に先立たれ、生まれた息子信太を押上村にあるお初の実家に預けて、一人暮らしを通してきた。信太ははやくも5歳になる。安次郎はお初の実家に預けてきた信太をどうしようと思っているのか。また、第1作には安次郎の幼馴染みで、一橋家に仕える大橋新吾郎の妹・友恵が登場してきた。父子の関係、安次郎と友恵の関係が気になるところだった。それが、早めに読みたくなった動機・・・・。まさに、人情の側面にリンクしていく。
さて、この第2作には冒頭に記したが、第1作と同様、5編の短編が収録されている。それぞれ独立した短編として読めるが、やはり連作としてストーリーの根底には大きな流れができているので、最初から順番に読んでいくのが穏当だと思う。
第1作と同様に、この第2作でも、要所要所で摺師の技法・作業の工程などが描写されていく。彫師の技法・作業工程も少し出てくる。浮世絵愛好者は、浮世絵版画についての知識を副産物として楽しめる。私には無知の部分だったので、興味深く読めた。
キーワードだけ、ここに列挙しておこう。あとずり、摺り抜き、べた摺りとぼかしの版木、色落ち、見当(鍵見当・引き付け見当)、あてなぼかし、馬連、板ぼかし、一文字ぼかし、両面摺り、である。一部は短編作品のタイトルにも使われている。
以下、各編の感想・印象を含めて、少しご紹介していこう。
<第一話 あとずり>
16文の錦絵の後摺(あとずり)を手にして、直吉が摺り場に飛び込んで来る。隅田堤を描いた絵の後摺である。その初摺はおまんまの安と呼ばれる安次郎が手がけていた。安次郎は、「摺師は絵師の色差し通りに色を置き、版木に記された指示通りに様々な摺りを施すだけだ」(p21)と考えている。だが、後摺は絵師の手を離れ、版元が自由裁量を働かせることができるそうだ。版元の指示を受けて、この後摺を誰が手がけたのか。それが安次郎と摺長の長五郎にとっては、大問題になるのだった。長五郎は「後摺のほうが、艶っぽいのさ」と安次郎に言う。「これは、伊蔵さんの摺りです」(p23)と、安次郎は断言した。
伊蔵とは? それがこの短編のテーマになっていく。工房の摺長、長五郎、安次郎に大きな関わりがある摺師だった。摺師伊蔵には、極秘とする秘密があった。
この短編には、サブストーリーがある。五郎蔵店に住むおたきの孫・太一は、今は植木屋に奉公している。その太一が同じ植木屋に奉公している11歳の喜八が摺師に興味を持っていると安次郎に紹介したことから、安次郎には関わりが生まれていく。
渡りの摺師となった伊蔵が事件に巻き込まれていく。摺師伊蔵の秘密と意地が切ない。
<第二話 色落ち>
摺長に雇われた渡りの摺師新吉が関わってくる話。摺師の腕はいいのだが女たらしという評判を持つ。それ故に新吉が事件を引き寄せる羽目に。新吉は彫源からの版木待ちをしていたが、届いた版木に色落ちを見つける。その頃、彫源では、彫師源次の娘お德が行方不明で大騒ぎ。お德は長五郎の娘、おちかの友達だった。失踪したお德は親の決めた許嫁ではない男の子を身ごもっていた。新吉にはお德との間の噂もあった・・・・。
雨が降り続く中で、押上村に出向き、しばし息子の信太との時間を過ごす。父子の関わりが織り込まれていく。離ればなれの父と子の心情と哀感が点描される。
新吉の日常行動が誤解を生み出す滑稽さが一方でおもしろさとなっている。人は見かけで判断してはだめ、という一例なのかも。
<第三話 見当ちがい>
『新明解国語辞典 第5版』(三省堂)を引くと、「見当」とは「いろいろな材料に多分こうだろうと判断すること(した結果)。[狭義では、大体の方角・方向を指す]」と説明されている。そういう意味合いだけで理解してきた。錦絵は幾枚もの版木を使う多色摺りなので、鍵見当と引き付け見当という二種の見当と称される印が彫師により付けられているという。見当という言葉がこんなところで使われていることを具体的に知る機会となった。
この見当をはずすとどうなるか、それを彫師伊之助と摺師安次郎が、なんと歌川国貞の版下絵で示し合わせてやってみるという話。その発端は、歌川一門の若い絵師の描いた役者絵を版元、彫師、絵師の立ち合いのもとで安次郎が試し摺りをした。その浮世絵の像主である役者が自分の顔には似ていないと憤慨したことが問題の発端となっていた。
国貞がオチをつける。「多色摺りってのはよ、画を描く者、彫る者、摺る者、その三つが揃わなきゃ、錦の絵にならねえんだ」(p174)と。
絵師と役者の見当ちがいの見当はずれを題材にしていくところがおもしろい。
この短編には、パラレルに独立のサブ・ストーリーが織り込まれる。実は冒頭がこのサブ・ストーリーで始まる次第。お初の兄、安次郎には義兄になる市助が五郎蔵店の安次郎の家を訪れてくる。信太が怪我をした・・・・と。信太の気丈さとともに、その心中が哀れでもある。この事態を契機とし、ついに安次郎は決意をする。安次郎の心配りと心情に、読者は共振していくことだろう。
<第四話 独楽回し>
五郎蔵店の長屋住まいで、安次郎・信太父子の生活が始まる。その生活ぶりが具体的に描かれて行く。長屋の人々の関わり、人情があたたかい。信太は長屋の子供たちに馴染んでいくが、その一方で、子供の世界が生む酷い側面が表出する。信太が子供たちと遊ばなくなったと。そこには信太の右手親指が不具合になったことが絡んでいた。
安次郎は子供の世界のことに口出しせず、信太を見守る立場を貫く。
この第四話では、いくつか状況変化が加わってくる。大橋友恵が兄新吾郎の家を飛び出し、独自に長屋暮らしを始めたこと。その住まいは直吉と同じ長屋であること。信太が友恵の住居に出入りするようになること。友恵には兄夫妻から再婚話が出ていることなど。
安次郎は信太を摺り場にも連れて行く。信太は、己が彫師になり父がそれを摺るという夢を持っていた。安次郎は信太を彫師伊之助に引き合わせる機会を作る。信太にとり、それが一つの転機になる。なぜか、は読んでのお楽しみ・・・・。
この第四話には、第五話に引き継がれる重要なエピソードが織り込まれている。彫師の伊之助が摺長にその話を持ち込んで来る。国貞の弟子の絵師と像主の役者とのいざこざ騒動の一件が伝わり、ある摺り場の主が安次郎に会いたいと申し出てきたという。安次郎は、直吉を連れて会いに行くことで、伊之助の依頼に応じる。それが次の一波乱を生み出す因となる。
安次郎を取り巻く環境が大きく変化し始める転機の時点を切り取った一話といえる。
<第五話 腕競べ>
話は安次郎の幼馴染みで、友恵の兄になる大橋新吾郎が安次郎の住まいを早朝に訪ねてくる場面から始まる。
そして、摺惣・惣右衛門の息子で摺師の清八と安次郎が摺り勝負へと展開していく。
この話は実に興味深い状況設定になっている。その状況設定だけご紹介しよう。
注文主 さる旗本 摺物の目的 孫への祝いのための私家版(お上の統制外)
版元 (記されず)
絵師 歌川広重師匠
彫師 彫源の伊之助
摺師 摺惣: 惣右衛門の息子清八、職人頭の佐治、寛太郎(惣右衛門の娘婿)
惣長: 安次郎、新吉、直吉
摺り勝負の条件
*摺師は事前に画を見ていない。絵組、色版の枚数も知らされない。
*色は13と数を指定。どの色を持ち込むかは自由。その費用は版元もち。
*勝負の場で初めて校合摺りを見ることになる。
*紙は奉書
*摺り技は摺師の裁量に任せる。⇒ この条件が特に異例!
判定 広重師匠が行う。互角判定の場合は注文主と版元でいずれかに決する。
場所 浅草駒形町の料理屋「立田屋」。見物料を取り観覧客を入れる。
さて、この摺り勝負どのような展開となるかは、お読みに・・・・・。
この第五話、友恵の長屋住まいに対し兄の新吾郎がある通告をする。そのことを安次郎が友恵から知らされることで終わる。
安次郎の様々な面での心配りと彼の信念が描き出される。読後に余韻が残る短編連作である。さて、またまた、この後が読みたくなってくる。期待して待とう。
ご一読ありがとうございます。
補遺
読書情報誌「ランティエ」 ホームページ
初摺と後摺 摺りの違いを楽しむ 歌川広重「名所江戸百景 両国花火」:「静岡市美術館」
浮世絵の「初摺り」と「後摺り」 :「旅と美術館」
ご注意!! 川瀬巴水の後摺を初摺として販売している件 :「渡辺木版美術画舗」
バレン ばれん :「武蔵野美術大学 造形ファイル」
インターネットに有益な情報を掲載してくださった皆様に感謝します。
(情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません。
その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。
その点、ご寛恕ください。)
こちらもお読みいただけるとうれしいです。
『いろあわせ 摺師安次郎人情暦』 時代小説文庫(角川春樹事務所)
『お茶壺道中』 角川書店
『空を駆ける』 集英社
拙ブログ「遊心逍遙記」に記した読後印象記
『広重ぶるう』 新潮社
『我、鉄路を拓かん』 PHP