今でもよく思い出す場面がある。
「反芻する」とはよく言ったもんだ。
座論梅GC、何番ホールだったか忘れた。
ティーショットが右に大きく曲がって、OB方向に飛んで行った。
バイバァ~イ・・・
「OBじゃないと思いますが・・・まっ、行ってみましょう」
オーナーに言われて、歩き出す。
おっと、myボールはかろうじてOB杭から2mくらいのところに残っていた。
ほっとしたのもつかの間・・・
グリーン方向を見ると、上に木の枝がどっさりとせり出している。
距離は9番アイアンだ。
しかし、ボールの飛ぶ高さにこの枝❢
一か八か、抜けないこともないだろう・・・
でも、確信がない・・・
下は空いている。
上も空いている。
でも、上はないだろう。
あの高さを超えるクラブはない。
左から大きく曲げるか❓
いや、このクラブは曲がらない。
下しかない❢
ここは7番アイアン❢
もっこり枝の下を低い弾道で飛ばすんだ❢
バッキャ~ン❢
ほんとにそんな音がした。
ときどき練習場で遊びで打っているハーフショットだ。
ボールは低い弾道でまっすぐに飛んでいき、花道を少しころがって、グリーン手前で止まった。
「ナイスオン・・・あ~おしい❢」
同伴仲間が叫んだ。
ピンはグリーン手前にきってある。
その距離5ヤードだ。
ヤッタァ~❢
グリーンまで距離はキャリー半分、ラン半分だ。
おい、おい、AWじゃんか❢
チョコンで、コロコロだ。
チョコン・・・
コロコロ・・・
ボールはピンの左50㎝に止まった。
楽々、パ~❢
3オン1パット❢
ガンバってしのいだごほうびだ。
ほかの二人はパーオンの3パット、ボギーだった。
これは使える。
テレビで見るような、グリーンでピタッと止まる2オンじゃなくていいんだ。
ゴロゴロの、ボテボテの、チョコンでコロコロの3オンでOKなのだ。
ゴルフは経験だ。
座論梅GCが大きなターニングポイントになったような気がする。
ムズかしいコースほど自分の技量を教えてくれる。
学ぶなぁ~