食物繊維・・・食物繊維・・・
日常的に、食物繊維・・・
寝ても覚めても、食物繊維のことばかり考えていたら、とうとうライ麦パンに行き着いた。
これで日常的に食物繊維をとることができるのでは?
「ライ麦パン 宮崎市」で検索すると、近くの店がヒットした!
バイエルン!
ケッコウな老舗だ。
早朝7時に開店とある。
えらい早起きやな。
しかし、最近4時起きのワタクシは余裕をもって出かけた。
5分前着。
店に明かりはついているが、まだ開いていない。
車の中からとなりのバイク店を眺めて待った。
まだ誰もいない。
行列ができているんじゃないかと勝手に想像してきたが、そんなことはなく、ちょっとガッカリした。
7時!
勇んで店の中に。
こじんまりとしたつくりだ。
おまけに、誰もいないし、誰も気づいてくれない。
まっ、いいか!
お目当てのライ麦パンはすぐに見つかった。
おお?
100%、90%、70%、50%、30%?
なんだこりゃ~?
「あっ! いらっしゃいませ!」
後ろで声がしてビックリした。
向こうもビックリしていたようだ。
客だよ!
70過ぎのおばあちゃんが立っていた。
果敢に質問する。
「これ、なんですか?」
「なんですか?」
「100とか、90とか・・」
「あ、それ、ライ麦の割合です」
「(へぇ~)」
気になることがあった。
「100じゃないのは何が入っているんですか?」
「ちょっと待ってください」
奥から白髪頭の、黒縁メガネのおじいちゃんが出てきた。
「粉とか、実が入ってますね」
「粉?」
「あぁ、小麦粉です」
「(ああ、なるほど)」
びっしりと目がつまったパンだ。
ビスケットよりも、密に見える。
100%を持ってみた。
うへぇ~なんだ、これ?
ボーンレスハムのようにずっしりと重い。
二人とも話が長い、長い。
ライ麦パンについてたくさんの情報を持っているようだ。
「はぁ、はぁ、そうですか!」
「へぇ~」
「ふぅ~ん・・・」
100%と70%、30%の食パンを選んだ。
ムスコ家族にも持って行こう。
レジ打ちをしながらも、おばあちゃんはずっとしゃべっている。
後から来た客が気になった。
ガチャン!
1980円なり!
高額消費だった。
「また、着まぁ~す!」
おじいちゃんとおばあちゃんを喜ばすことばを忘れなかった。
※ 実はムスコ宅に行った後、また行った。
90%を買った。
ポイントカードを作ってもらえた。
「また、来まぁ~す!」は本心だったのだ。