先日、サザンカ撤去の話を書いた。
カーポートの横にある、30年もののサザンカだった。
必死になってノコギリで木を切り倒した。
切株が12個残った。
次に、土を掘り返し、地下深いところをノコギリで切る。
土をかぶせて隠せば、もう芽が出てくることはないだろう。
しかし、幹とちがって切株は太く、大きいもので直径15センチくらいある。
なにせジジイが一人でやっているので、なかなか作業が進まない。
やっと1個切って、その後、疲れ果てて放っておいた。
サザンカはゆっくり緻密に成長する。
切株の固いのなんのたったら、トンデモナイ!
カンタンに切れそうにない。
このままほったらかしにすれば、新芽が一気に噴き出すだろう・・・
元の木阿弥だ・・・
放っていた間に必死に考えた。
ん?
以前、畑にあったサザンカを撤去した時のことを思い出した。
あの時も往生したあげく・・・
土の中にノコギリの刃を入れて、横に広がった小さな根っこをカタッパシカラ切って・・・
グラグラし出したところで一気に!
そうだ!
その手があった!
太くて固い幹はムリだが、横に広がった根っこなら何とか切れる!
よしよし!
土中にノコギリの刃を縦に差し入れて、ザックザックと切株のまわりを切る。
切株がダメなら根っこだ!
そうだ!
AさせたいならBだ!
意外に根っこは軽く切れる。
一通り切り終わったところで、足で切株をゆする。
おっ!
動く!
切株を足で押しながら、切株の下の根を切る。
ぐらっと傾いたかと思うと、ボキッと音を立てて切株が折れた。
奥歯がもげるような感覚だった。
これはいい!
使える!
初日は1本しか取れなかったが、この日は6本も取れた。
あと5本残ったところで日が暮れた。
なんとかなる!
明日にはぜんぶ撤去できるだろう。
見通しが明るくなった。