年を取ると、「その後」が分かっておもしろい。
ここでいう「その後」とは部活の「その後」だ。
部活を熱心にやった(あるいは、やり過ぎた)人がたいてい体を壊している。
Aさんは中学校、高校と長距離走を専門にやっていた。
トラックだけではなく、ロード練習もこなしていた。
成績はそこそこだったそうだ。
そのAさんはすでに30代で走れなくなっていた。
膝に水が溜まって、長い距離を走れないのだという。
Bさんも長距離走を専門にしていた。
毎日走るのが楽しかったそうだ。
大学時代も趣味で走り続けてていた。
その後、50代で再会した時には心臓肥大で走れなくなっていた。
Cさんは野球部だった。
野球命とばかりに部活に励んだ。
退職間際、ゴルフを楽しみたい時にはもう膝が悲鳴を上げていた。
部活でうさぎ跳びをやらされたからだと言っていた。
Dさんは水泳部だった。
平泳ぎの選手で、大柄な体を利用してけっこうな成績を残したそうだ。
水泳の盛んな学校だったようで、熱心に部活に励んだそうだ。
しかし、すでに30代で腰が悲鳴をあげ、入院・手術をしなければならないほど悪化していた。
Eさんはバレー部だった。
小柄だったが、レシーブに磨きをかけ、床すれすれでボールを拾うスライディングレシーブを得意としていた。
就職してからの職場対抗でも活躍していたそうだ。
ところが、中年になる頃から、首に異常を感じ、病院で診てもらうと、頸椎損傷の疑いがあるということで、薬を飲むことになった。
どんどん症状は悪化し、しばらくすると、腕にしびれを感じるようになった。
ワタクシはというと、部活に熱心に取り組まなかったせいで、どこも故障がない。
左右の足の長さ、幅がまったく同じだったので、アシックスの人に「健康ですね!」と言われた。
体の不調は足にも出てくるそうだ。
これからもムリはしない!
心臓バクバク・息ゼエゼエはしない!
細く、長く生きてやる!