ワタクシは子どもの参観日に積極的に参加した方だ。
当時、子育てが趣味だと公言していた。
参観後の懇談会で、ある保護者が言ったことばを今も覚えている。
「画一的な教育は個性をつぶす」というものだった。
その保護者は大学教授をしている人だった。
正直、クスッと笑っちゃった!
何と短絡的な思考か!
教育が画一的だから没個性になるということはない。
もし、教育でつぶされるような個性であるならば、それは個性とは言わない。
個性というのはもっと強いものだ。
年を取ってからはますます個性は輝きを放つ。
先生は困っていた。
大学教授が言うのだから、とまどってしまうのは当然だ。
大学教授もそれを知って言ったのだろう。
よ~くその時の光景を覚えている。
今も「画一的な教育は個性をつぶすことはない!」と思っている。
加えて、詰め込み教育が悪の根源だという人も信用できない。
詰め込み教育で思考力が低下するということはない。
なぜなら、「思考とは知識を用いて類推すること」という定義があるからだ。
子どもの物知りは思考への扉を開く。
よく考え、よく学ぶ子ほど物知りだ。
著名な数学者が言っていた。
学ばなければ、何も思考できない!と。
ほんとうににそうだと思う!