今現在当家は、長い塀の建て直しをしているのだが、
男性の力技に、平伏している。
その内に、自分もかつて、力技を振るったのを思い出した。
今の家の前の家は、9DKの平屋だった。
息子が幼稚園に入った頃、家の外壁を自分で塗り直そうと
思った。自転車に白ペンキの大缶とローラーと刷毛2種を
買い込み、白い割烹着を着て、連日塗装した。
何度も(プロの方ですか)と聞かれ
笑って(違います)と応えた。
終了迄、半年、掛かった。
母に(努力程嫌いなものはないが、努力もいいものだと
思った)と言うと
(そういうのは、いつ、気付いてもいいのよ)と言われた。
その後、その家の解体が決まり、自宅は以前の4分の1と
いう事を知り、持ち物の4分の3を捨てた。
解体料を減らそうと、例えばタンス等全て分解して捨てた。
また、死ぬ程木が沢山あったので、
これも解体料を減らそうと、ナタで切り倒し、細かく切り
燃えるゴミで出した。
「正」という印に、切り倒す度に1加えて行ったら
最後は、150本以上切り倒していた。
若かったから、出来た事で、懐かしい。
しかし、男性の力技には、平伏する。
あんなふうに、男性は生きるから、女性より平均寿命が
短いのではないのかと、考えてしまいます。
R3.11.14
また、ナタで150本は力技すぎる。チェーンソーを買ってもよかった。よくけがもせず無事に終了しましたね。
屋根に登っての塗装もありました。
障子やふすまも、自分で張り替えていました。
私は自宅の木が好きだったので、他人に切り倒されるなら
自分で切り倒そうと思い、実行しました。
その途中、何人もの知らない方々から
(お宅の庭を拝見するのが、楽しみでした)と残念がられました。
嬉しかったです。
キッチンの壁紙を、1度張り替えた事があります。
息子が大工で(壁紙が余っているけど、してみる?)と言い
(じゃあ、やってみようか)という事になったのです。
板戸が6枚あり、それは簡単でした。
紙を貼ると、膨れる部分が出るのですが、(注射器に糊を入れて差し込み
上から平にする)という技法を教示され、上手く行きました。
しかし、今眺めると、どのようにして、全体を貼り終えられたのか
全く分かりません。2度としたくありません。2週間掛かりました。
キッチンは、30年で、5回以上、張り替えています。
キッチン天井は、3回塗り替えています。