毎朝のように散歩しています。いつもデジカメを携帯して,気になるものがあればためらわず撮るようにしています。しかし,近所を歩くこともう6年以上。家々の塗装の剥げたのやら,家庭菜園の様子やら,年々色あせていく出窓の人形やら,ほとんどを知り尽くし,新鮮な光景が少なくなってきています。
そこで,猫たちを撮った写真から,何匹かを切り出して,平凡な光景に配置してみました。別の場所でのたき火も,横尾忠則のポスターも,電線の上の野鳥の列も同じ画面に置いてみました。骨董屋で許可を得て撮影したアフリカのお面も追加。
これで,大分前に廃業したタバコ屋の跡がにぎやかになりました。
これは近所ではなく,仕事でよく行く「本郷3丁目」の交差点。日暮れの少し前です。撮影するために,交差点角のビルを5階ぐらいまで登って撮ったものです。自動車の流れのブレに合わせて,円盤を作って配置しました。
大泉公園駅近くにある「妙円寺」の裏道。そこへ,各種の看板を切り抜き配置しました。電柱の巻き看板や,「蜜月旅行社」の看板などはフォトショップで作成しました。背景の夕焼けも別の写真からのものです。左上の照明は,東京駅のホテルのレストランへ登る吹き抜けの階段にあったものです。自動販売機も,食玩のカエルも付け加えて,全く別の空間に変身しました。
近所の畑の里芋の葉が朝陽を透かしてきれいでした。その空いたところへ,3D人体作成ソフトのポーザーで作った少女を覗かせてみました。妖精風。羽根は図鑑からセミのものをコピーして使いました。少女のライティングはいい加減でしたね。ラスタライズの処理に時間がかかるので,つい面倒になって,「まっ,いいか」の仕上がりの少女像でした。
この一連の画像を,このブログのアルバム形式で一度作ったのですが,拡大してもさ程大きくならないので,記事としての投稿としました。アルバムも,拡大した時のサイズを自由にできるといいのになー。設定で,大・中・小の3つがあるけど,特大が欲しい。