俺がカミングアウトした日から明らかにブログの閲覧数が減っていった
1日、2日、3日と経つごとに徐々に、しかし確実に
5日経っても元に戻らないので俺はある事を書こうとした
もう一度言うが、俺は別に男を好きになろうとして生まれたわけじゃない
それは皆同じなはず、異性を好きだろうが同姓を好きだろうが両方好きだろうが
それはわざわざそうなろうと思って生まれたわけじゃない
なのにその部分を否定されたらどうしようもないじゃないか
そんな事で態度を変えるような人間は器が小さいとしか言いようが無い
別に俺の事を好きじゃない人に無理やり好きになって欲しいなんて思わないし
他人に迷惑がかからないように気を使って生きてきてるわけだし
そういう人達は少なからず人生の中で1度は悩んでいるはず
俺は悩んだと言うほど悩まずに「こうなってしまったものは仕方が無い」と吹っ切れてしまったが
一生誰にも言わずに死んでいった人も少なくないはずだ
別に言う必要が無いと思って死んでいったなら構わないが、言いたいのに言えずに死ぬのは悲しすぎる
俺は最近そういう芸能人(半分ネタだろうが)が増えているおかげで凄い言いやすくて助かった
だから俺みたいにカミングアウトする事で言いたいのに言えない人が少しでも減るなら俺も言おうと思ったのだ
世界中ではもう結婚を認めている国も少しずつ出てきている、最近ではアメリカがそうだ
まあ・・・・俺は別に結婚をしたいかと言われたら、ぶっちゃけ子供できないしどうなの?wとは思うが
したい人たちにとっては凄く嬉しい事だ
俺の場合、既に家族全員が知ってる、後は友達の7割ぐらいの人が知ってる(言っても意味無い人には言ってない)
言った後と言った前で態度が変わった人は一人もいなかった
流石に言ったすぐは「えっ」ってなるけどちゃんと理解してくれた(そういう人を選んだ部分もあるけど)
だって俺は俺なんだから
父親には反発された、なんせ皮肉なことに俺は長男の長男なのだ
それが結婚できず子孫を残せないとなったら流石に何かしら言われるだろうと思って一番最後まで言わなかったのだが
一番最初に言われた事は
あかん
だった、「はぁ?」と思ったね
俺だって別になりたくてなったわけじゃねえのにあかんとか馬鹿じゃないの?それが親の言うせりふ?
そんでまあ当然のように怒号飛び交う戦場になったわけだが、最終的な結論は
「俺が女の人を好きになったなら結婚するわ」
というせりふで片がついた、ある意味これは嘘ではない
一応本心から言っている、何度も言うようにそうなりたいと思って生まれたわけじゃないので
女の人を好きになって結婚して子供ができるならそっちの方が良いと思っている
その前に誰かと付き合っていた場合は別れてまでは女の人と結婚しないけど
一応俺も子供は欲しいと言えば欲しい、現時点ではできないから無理なことを望んでいないだけだ
やっぱり人工授精は嫌だしね、子供ができるなら好きな人と遺伝子を半分ずつにした子供が良い
で、結局昨日はまた以前と同じ閲覧数に戻った
理由は知らないし、同じ人が戻ってきた確証も無いわけだが「差別大国日本」にしてはなかなか良い傾向じゃないかな
俺は別に否定されでもそこまで気にならない、何故なら俺に興味が無い人には興味が無いから
(これは自分が傷つかないようにするための自衛本能だろうと思う)
でも世の中には俺より心が弱い人はいっぱい居るだろう、そういう人を一対多数で差別して傷つけるのは許せん
それでもまた元に戻ったのは先人達のおかげかなぁーと、俺もそうなりたいと思った
どうしようもない事を皆に否定されて自殺した人だっていると思うんだよね
カミングアウトする時って尋常じゃなく精神的ストレスが来るんだよ(俺はもう何人にも言ったから慣れたけど)
「もし否定されたらどうしよう」という気持ちが津波のように押し寄せてくる
そしてそれを否定されたら、その津波は無防備な心に全て襲い掛かる
俺は一番最初は母親に言うことを決意していた、一番俺の事を分かってくれた人だったから
それがもし母親じゃなくて別の人ならそうしただろう、とにかく最初は一番自分を分かってくれる人が良い
その代わりその人に否定されたら......だけど「母親は絶対に受け入れてくれる」という確信はあった
特に親に否定されたら絶望的になる場合だってある
親は絶対に子供を裏切っちゃいけない、子供は親を選べないのだから
自分で子供が欲しいから生んだのに、その子供を裏切るなんてあまりにも冷酷極まりない、というか人間じゃない
そんな覚悟も無い人間が親になる資格は無い
母親はなんの不快感も出さずに受け入れてくれた、その時だって話してる途中で俺は涙をぼろぼろと流さずにはいられなかった
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら話した後は心の枷と刺さっていた杭が一気に吹っ飛んだ
隠し事をするってのはそれだけで心に負担をすることになる(勿論そうじゃない場合もあるが)
俺はそれが耐えられなかったのだ、いずれ結婚の話も出てくるだろうし
いつまでも言わなければずっと結婚話を出される、それが辛かった
「おーみくんの子供を見てみたいなぁ」
とか、そんな事を言われるたびに俺の心に鉄の杭が打ち込まれるわけだ
それに対して何も言うことができなかった、俺は嘘をつくことがあまり好きじゃない
なのでそこでそれを肯定することは自分に対して嘘をつく事になる、黙るしかない
でもそれも辛い、何にしても言わなければずっと辛いままなのだ
精神的に開放されるにはもう言うしか手段が残されていなかった
自分の精神が崩壊するまで耐えるしかない、しかし崩壊したらそこで俺の人生は終わる
だから言わなければ俺は生きていけなかったのだ
と、まあまあまあこんな感じですか
相手の事情も知らずに否定する人こそ俺は否定するね
そりゃどういう事情があるのかはかなり仲良くならないと分からないと思うけど
日本人はあまりにも偏見と差別意識と流されやすさが目に見えて酷すぎ
皆が言ってるから本当はそうじゃないけど口を揃えるとか何それって感じです
ちょっとずつでも変わっていって欲しいと思います、同じ日本人として