「広宣部」の実態が露わになって、改めて騒ぎになっているけれど、これも自粛警察、マスク警察みたいなものですね。
開いている店のドアを蹴り飛ばして、破損させる。
他県の車のナンバーを見ただけで、タイヤをパンクさせる。
マスクなしで一人で歩いていた女性を、後ろから突然殴りかかって暴行する。
逆も然りで、大勢の機内乗客の、貴重な予定も時間も狂わせることも顧みずに、マスクを拒否する人もいた。
そしたら「そんな奴は引きずり降ろしてボコボコにしてやれ!!」となった。
全部とんでもない犯罪だけど、やった人は自分の信じるものを疑うこともないまま、強い正義感からやったことである。
正義はアクセルを踏むと怖い。
そしてこんなことが明るみになると、
「許せない」と思うにしても、
「批判は簡単だけど、信じてやったことない人に、そんな立場になった人の気持ちはわからない!!」と叫ぶにしても、
またムクムクと熱い正義がもたげてくる。
正義と悪もコインの裏表かもしれない。
批判も擁護もまた正義ならば、その加減を考える……