釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月8日 潮について思うこと(私感)

2018年01月08日 | 日記
目覚めると、外は雨。

道路にも水溜まりができている。

しかし、以外と暖かい。

「外の方が暖かい」と思うくらいだ。


潮について、去年から思っている事がある。

あくまでも私感なので、違和感があっても悪しからず。


最近の潮で言えば、数日前に上り潮の潮目が入ってきた。

「良い感じの潮が来た」と、嬉しい気持ちで潮目を見ていた。

潮目が入って昨日までは、潮の動きは北上する上り潮になっている筈だった。

しかし、ジギングでも鯛ラバでも左舷から引いても、右舷から引いても仕掛けが船の真下に入っていく。

「この上り潮は見せかけなのか?」

とさえ思ってしまう。

中には「変速の3枚潮かな」という意見さえ出てきた。

上層、中層、下層でそれぞれ違う方向に流れている気がするときがある。

「下潮がかんでない。すっぽ抜ける」

「中層で、ジグが重く感じる」

最近は、こんな台詞を聞く事が多い気がする。



この図は、海上保安庁の黒潮の動きを表したもの。

この図からすると、やはり、黒潮は近づいてきているはずなのだ。

先日、知り合いの漁師さんと潮の流れについて、話をする機会があった。

「沖は、4ノットで流れちょって、延縄を流してしもた。取れんかった」

プロの漁師さんが延縄を流してしまう程の流れが、直ぐ沖にはあるのだろう。

延縄を流していた位置は、そんなに沖でも無いところだ。

私が水深70メートルの所にいたとき、目測、水深100メートルのアタリにその船は見えていた。

4ノットで流れている潮の反転流が、悪戯しているのだろうか。

仕掛けが船の真下に入ることも気になっているのだが、潮の流れが0.2ノット前後、時には0.0ノットになったりしている。

こんな流れは、油津沖、大島水島沖、鵜戸沖だけの現象だろうか。

潮の流れは不安定にしても、魚探にはベイト反応は出てくる。

ベイト回りには、青物などが付いている感じのベイト反応なのだが…。

思っているようにヒットしてこない。

場所によっては、立ち上がったベイトに青物が付いている事がある。

潮の流れさえ安定すれば、どうにかなると思っているのだが…思うようにいかない。

思うようにいかないのも釣りの世界なのだと、自分に言い聞かせてはいる。



これは、水温の図。

油津沖アタリは、19度になっている。

しかし、海底付近の水温は「ジグが暖かい」と掌に感じるくらいだ。

表面水温よりも、海底付近の水温が高い事を、示しているのだろうか。

「潮のバランスがイマイチ良くない」

これが現状の潮についての私感。

明日は、風のマークが黄色から赤色になっている。

強い北西の風、または北風で、潮の現状が変わるだろうか。

1月7日 響く雄叫び

2018年01月08日 | 日記


目指したポイントは、波が高かった。

北に流れる潮と、北東から吹き付ける風がぶつかって、波が立っていた。

「折角ここまで来ましたが、内場に行きましょう」

沖合のポイントを目指して走っていた他の船も、内場に入ってきた。

内場では、上り潮の動きがイマイチ良くない。

ペイト反応はそこそこに有るのだが、アタリに繋がらない。

苦戦する時間が続く中、塩田さんにアタリが来た。





イトヨリダイが上がってきた。

まずまずの良型だ。





ガンゾウヒラメに真鯖もヒット。

真鯖は丸々としている。

しかし、なかなか本命とする真鯛や青物が、ヒットしてこない。

「ちょっと、波とウネリを覚悟で沖に出てみますか」

北東からの風が、強くウネリも高い。

時折、目線を越えるウネリが寄せてくる。

魚探には、ベイト柱が出ている。



脇坂さんが直ぐにジグを落として、30センチくらいの鯖がヒット。

「塩田さん、生き餌が釣れましたよ」

塩田さんが、強竿のダイワマッドバイパーSPMをセット。

狙いは“大物”に的を絞る。

反応は、早い段階で出てきた。

生き餌につけた鯖が暴れ出した。

「何か来てますよ」

竿先が海面に突っ込んだ。

「まだ、まだですよ!」

もう一回、突っ込むのを待つ。

「突っ込んだ!」

塩田さんの強烈な合わせが入る。

強竿が豪快に曲がる。

巻き上げに電動リールが唸りをあげる。

ところが…竿先が跳ねた…。

「あーっ抜けた!!!」



えさの鯖がズタズタになって上がってきた。

「あーっ!!!」

塩田さんの、悔しい雄叫びが2度大海原に響いた。

私も脇坂さんも、同様に雄叫びが出た。

“大物”は、確かに生き餌の鯖をくわえた。

合わせの段階で、うまく針が掛からなかった。

塩田さんの、悔しさあふれる雄叫びは、我々の声でもある。

「合わせに失敗して、逃がしたものは仕方ない。次こそは取る!」

気持ちを整えて、午前の釣りを終えた。



午後からは、牛衛さん、三浦さんと交代する。

「夕間詰めに釣りがしたい」

牛衛さん達を乗せて、港を出る。

表に出られない分、ボーズもあり得るかも…。

内場に入り、潮の流れ風の向きを考えて、流すコースを決めていく。



牛衛さんにアタリが来た。



ガンゾウヒラメが上がってきた。

三浦さんにもアタリが来た。



ガンゾウヒラメが上がってきた。



「初めて釣り上げた魚種です」

普段は、サーフが中心で船釣りは初めてとの事だった。

まずは、これでボーズではない。

ちょっとだけだが、気持ちは一安心と言ったところだ。

夕間詰めに掛けて、真鯛をターゲットに竿を振る。

しかし、思うように潮が動かない。

三浦さんにアタリが来た。





今度は、良型のイトヨリダイが上がってきた。

この後、干潮の潮止まりになった。

「ちょっと、流すコースを変えましょう」

潟寄りのコースを流す。

ベイト反応は、良い反応が出ている。

しかし、潮の流れる速さが0.2ノット前後と、ほぼ停船状態。

そんな中、牛衛さんにアタリが来た。

小型だが真鯛が来た。



「今年初の真鯛です」と、笑顔。

牛衛さんの笑顔に、わたしも少しだけホッとした。

この後、夕間詰め時間ぎりぎりまで粘ったが、牛衛さんの真鯛を最後にアタリが出なかった。