朝間詰めから吹いていた、北西の風が時間経過と共に落ち着いてきた。
「このまま、風が吹かなければ良いけど」
風が弱まるのに合わせるように、沖合のポイントに移動する。
潮行きは、上り潮がゆっりと、北東に流れている。
「良い感じの潮に見えますね」
瀬周りから、少し離れたところに、反応がある。
高瀬さんに、アタリが来た。
「可成り上で来ましたよ」
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タチウオが、上がってきた。
「もうすぐ、ジグが見えそうなくらい上で来ました」
海面に近いところに、ベイト反応が出ていた。
「こんなに上に、反応が出ていますね」
海底付近のベイト反応は、鰺の様だ。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/d4/4c402bb4551510bc551aee9acf45e8a0.jpg)
「鰺が居るなら、楽しみは有りますよ」
海底付近を攻めていくと、何らかのアタリが出てくる。
しかし、なにかリズムが合わないのだろうか。
針はずれが起きる。
簑原さんにも、アタリが来た。
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「来ました」
大きく竿が撓るが…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/8e/e73b149ec4ea9098ccb919aae026ae0f.jpg)
上がってきたのは、タチウオ。
「今のアタリ具合は、違う魚みたいだったけどな」
アタリの出方と、針掛かりしてきた魚とのギャップがある様子。
エソも、活発にヒットしてくる。
昼前に風が止んで、べた凪になってきた。
「ポイントを移動しましょう」
沖合のポイントに移動する。
移動して、海面に変化に気が付いた。
「南の海面に出ているのは、白波ですよね」
やや大きな白波が立って、風が吹いているよう見える。
「あれは、風が渡って来ているようですね」
そんな話をしている先から、ウネリが出始めた。
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岸方向から、さざ波と共に、白波が立ち始めてきた。
「これは、バタバタ成りますよ。今の内に、島影に入りましょう」
大急ぎ移動するが、白波のウネリが高くなってきた。
西寄りの風も、一段と強くなってきた。
「簑原さん、今日は諦めて帰りましょう」
昼になって、風が強くなってきた。