釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

2月10日 強くなる北東の風

2021年02月11日 | 日記
「風が強くなる前に、沖目のポイントを攻めたい」

船を走らせながら、風、ウネリが出ていない事を願った。

しかし、沖に出て行くに従って、ウネリが大きくなってきた。

その高いウネリを見て、沖目に出ることは諦めた。

「違うポイントに行きます」

内場の近くにあるポイントに、移動する。


「おっ、良い感じでベイトが居る」

父と子で来られている赤木さんに、竿だしを進める。

昨日の早い上り潮は、まだ少し残っている。

船が、北東の風に向かって、流れていく。


最初のアタリは、赤木(父)さんに来た。




針掛かりした獲物が、船の反対側に走っている。

仕掛けが外れないように、気を付けて右舷側に回り込む。

ゆっくりと、巻き上げていく。

やがて、真鯛の姿が見えてきた。




51センチ、1キロ超の真鯛が上がってきた。

朝一に上がった真鯛に、気持ちがホッとする。


少しずつ、風が強くなっている。


次のアタリも、赤木(父)さんに来た。





「今度は、真鯛では無いと思います。根魚かな」

姿を見せたのは、オオモンハタ。





1キロ超の良型オオモンハタが、上がってきた。

「ハタは久し振りですね」

赤木さんが、嬉しそうにしている。


赤木(息子)さんも、頑張っている。




良い感じで出てくるベイト反応を見て、盛んにジグをしゃくっている。

しかし、ヒットしてくるのは、大きなエソ。

なかなか、青物が来ない。


その間に、赤木(父)さんにアタリが来ていた。





「エソのアタリかと、思いました」

良型の真鰺に、チョットビックリと言った様子。


ポツポツと、アタリが来るのだが、北東の風が強くなるのと同時に、ウネリも高くなってきた。

ウネリに、船が大きく持ち上げられる。

「内場に、移動しましょうか」

内場には、他の船も沢山来ていた。


風に押される様に、流していく。

しかし、なかなかヒットが出てこない。

時折、大きなエソはヒットしてくる。


赤木(父)さんに、アタリが来た。







上がってきたのは、ガンゾウヒラメ。

「内場の定番ですね」

思わず笑顔が出てくる。


しかし、北東の風が強さを増して、他のポイントには移動できない。

「今日は、諦めて帰りましょうか」

明日からは、波も高くなる。

週末は、船が出せないかも知れない。

2月10日 上りの激流

2021年02月11日 | 日記
ポイントに向かって、船を走らせながら「船が重たいな」と、感じていた。

潮に向かって走る船が、押される感覚を感じていた。

風は、北西の風が吹いている。

南から来る潮と、ぶつかっている状態。

ポイントに入って、驚いた。

「上り潮が2ノット以上で流れている」

最近は、動かない潮ばかりに、悩まされていた。

「今日の、潮は大変だぞ」

精神的に、疲れる潮が来ていた。


ポイントのベイト反応を確認しても、そのポイントを直ぐに流される。

「船で押してみます」

船で風上に向かって、押してみるが…。

船が安定せずに、釣りにくい状況になってしまう。

ヒットしてくるのは、大きなエソばかり。


「潮が、安定しているところを探しましょう」

動く範囲を広げて、ベイトが居るポイントを中心に探していく。


「ここなら、潮も1ノット前後だし、ベイト反応もあります」

脇坂さん、佐藤さんに、竿だしを勧める。


脇坂さんが、アタリを捕らえた。





上がって来たのは、丸々と太った鯖だった。


もっと、潮が安定して流れるポイントを探す。


意外と、良い潮の流れが有るポイントに入る。

脇坂さんが、強いアタリを捕らえた。





強めに調整してあるドラグから、ラインが引き出される。

「おお、ラインが出る」と、楽しそうにやり取りしている。




上がってきたのは、メーター超の大ニベ。

「ベイトが居れば、何かが付いていますね」

タモ入れ直前まで、走り回って抵抗を示したニベ。

重量感がタップリあって、スリリングなやり取りが楽しそうだった。


潮止まり前に、ポイントを移動する。

「最近、見つけたポイントです。きっと、何かが居ると思います」

干潮の潮止まりなら、潮が緩むかも知れない。

そんな思いがあった。


「やはり、下潮の流れが速すぎますね、着底が取れない激流になっています」

佐藤さんが、下潮の流れの速さを伝えてくれる。

そんな中、アタリは来るが、エソが連発。

脇坂さんが、又しても、強いアタリを捕らえた。




「何か来た」

竿先が、真下に突っ込んでいる。

獲物が、船の真下に入って来た。

「頑張って、堪えて」

突っ込みに耐えていたが、竿が折れそうな限界を見せている。

脇坂さんが、竿を起こそうとした瞬間「あっ…切れた…」

80ポンドリーダーが、伸びきった状態で切れていた。

「このポイントでは、前回もお客様がやられている。何かが居ると思います」

「こん次、潮が緩いときに、じっくり攻めてみろうや」

その正体が見てみたい。


再度、ポイントを移動する。

「ベイト反応は有ります」

佐藤さんが、アタリを捕らえた。




「多分、鯖です」

元気良く、走り回っている。

丸々と太った鯖が、ダブルで上がってきた。

ベイト反応が出てくると、鯖がヒットしてくる。


最後まで、上りの激流に悩まされた一日だった。