可愛い娘と、可愛い姪っ子を連れて、釣りを楽しむ。

お父さんは、その世話に大忙し。
船釣りで知り合った釣友も、お手伝い。
今日も、北東の風が吹いている。
今のところでは、釣りにならない程の強風ではない。
「風が出てくる前に、楽しみましょう」


流す度に、カサゴやハガツオの子供が、ヒットして来る。
「何か来ました」
「釣れました」
と、笑顔と歓声で、船上が華やかになる。
期待していた、旬の魚もヒットして来た。

釣り上げたイサキに、噛み付こうとする表情が可愛い。
良型のイサキだ。

カサゴも、順調にヒットして来る。
少しずつ、流すコースを変えて行く。

竿が曲がる度に、楽しい笑顔と歓声に包まれる。


ハガツオにガンゾウヒラメを釣って、楽しそうだ。

チョット水深にある所では、手慣れた竿扱いでイサキがヒット。
お世話役で忙しい中にも、ガッチリと釣果を確保。
今日のハイライトは、この時間だろう。

「サメかも知れない」
何か、大物がヒットした様だ。
可成りな走りで、一気にラインが引き出される。
2度、3度の走りで、ラインが100m以上出ている。


その差を詰める様に、船で追い掛ける。
「やり易くなって来た」
巻き上げに掛かる。
その竿の曲がりを見て「凄いね」「凄い曲がりだね」と、女性たちからの声援が飛ぶ。
「鰤です」

95センチの、見事な鰤が姿を見せた。
「大っきいね」
と、感嘆の声がする。
これから、チャンスが有るかも…、と思ったが、北東の風が強くなって来た。
内場に移動して、風を避ける。


内場では、丸々とした良型のイトヨリダイが、ヒットして来た。
風波に船酔いする事も無く、楽しい釣りの休日になった。