釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

5月10日 泥濁りの潮

2023年05月11日 | 日記
早朝の海は、ウネリが高く濁っていた。

裸バエの処まで行くと、ウネリで船が持ち上げられる。

時折、目線を超えるウネリが、南東側から寄せてくる。


チョット、気持ち悪い感覚を覚える。


「内場から、回りますね」

水島側から、沖に出てみる事にした。

水島には、誰も瀬上がりしていない。

大きなウネリが、1瀬と2瀬の間から、2瀬と3瀬の間から、大きな白波になって、瀬に被っている。

水島を見ながら、ウネリに注意して、沖に出てみる。

「何とか、やれそうだな」

風は、西寄りの風が吹いている。

ウネリを抑えるほどの強さではないが、南寄りの風では無い分、気が楽になる。




写真で見ると、凪に見えてしまうが、大きなウネリを撮ったつもり…。


潮の色が、気になった。

最初に見た時は、菜っ葉潮に見えたが、泥濁りの潮だった。

海底から巻き上げられた様な、川の濁りも混じった様な、アタリが出そうにない潮に見える。

潮自体も、全体的に動きを感じられない。


色々と、ポイントを探るが、アタリが出てこない。

「潮色の良い所を探そう」

船を少し走らせながら、潮を探す。

「此処は、良い色の潮になっていますね」

青美の有る潮が、出て来た。


直ぐに、竿を出してみる。

なかなか、アタリが出てこない。

ベイト反応は、そこそこ良い物が出ているのだが…。


最初のアタリが来た。

「外れません様に」

祈るような気持ちで、魚が見えるのを待った。




アヤメカサゴが、上がって来た。

少しだけ、気持ちがホッとした。


この後に、ドラグ音が鳴るアタリが来た。




「ゆっくりで良いですよ」

大事に、慎重に巻き上げて行く。

時折の引き具合、竿の暴れ具合から「真鯛ですね」と、判断する。


65センチの真鯛が、姿を見せた。




その手に持つ真鯛の重量感は、思わず笑顔になる。

良い時合を、捕らえる事が出来た。


しかし、短い時合だ。

中々、次のアタリが出てこない。


ポイントを移動しながら、アタリを探って行く。






良型のイトヨリダイが、ヒットして来た。

濁った潮、動きの悪い潮に、苦戦を強いられた釣りになった。