「歳月不待」、goo辞書には次のように解説されている。
「時間は、あっという間に過ぎ去ってしまい、人の都合などかかわりないものだということ。年月は、無情に過ぎて行き、待ってはくれないという意味。」
出典は陶潜(中国、東晋・宋の詩人、字は淵明)「雑詩 其一」とされ、「歳月不待人--歳月《さいげつ》は人を待たず」からとされる。
そう、そう、植物(花)だって、人の思惑など顧みることなく、彼らの体内時計に刻まれたルールに則って、歩みを止めることはない。
実は、2019年に購入したパソコンがクラッシュした。自動修復では上手くいかず、詳細オプション画面でさまざまな復旧作業を試みるもブートすることがなかった。
諦めてパソコンを調達したが、4年前とは隔世の感、いや、びっくりするほどお高いのだよ。半導体不足を身をもって体験したわけだが、ここからが大変だった。
突然のクラッシュだったので、ほとんどデータのバックアップを取っていなかった。撮り貯めてきた花の写真がお釈迦となる! こりゃ拙いよね。
コマンドプロンプトが立ち上がる。外付けHDDをつなぎ、xcopyでコピーしまくった。必要最小限のデータを救出したつもりだが、さて、どうだろうか?
バルタン星人が、地中から頭をもたげたわけではない。あのエゾエンゴサクの目覚めなのである。
パソコンのクラッシュは18日のことだったと思う。まぁ、いつもの通り、何とかなるものと高を括っていた。それが、前述の如くかなり手強かったのである。
pensionとやらで禄を食んでいるモノにとって、少々、いや、いや、かなりかな、手痛い出費であったのだが・・・、パソコンがないことには日常の生活に支障をきたすのだから致し方ない。
そんなこんなで1週間ほど投稿することができなかったわけだが、植物たちはそんな猫の額の庵主のことなど知ったことかとばかりに、マイペースで春を引き寄せていたのである。