十年に一度の最強寒波が襲来するという日(1/24)、稲荷山神社にて、今年はじめての梅を撮る。
梅一輪 一輪ほどの暖かさ
よく知られた句である。さて、どなたの作であったかと調べてみると、芭蕉十哲の一人、服部嵐雪であった。
夕方から北の風強く、ゴーゴーと唸りを上げて吹き捲る。とにかく、台風もかくやと思わせるほどの強風で、その上、肌に刺さるほどの寒風なのであった。
開けて早朝、今季初のマイナス3度という低温、いつもの通り、掃除をしようと風呂場に入り、窓を開けようとしたが、氷に閉ざされ開かない。こんな経験滅多にない。それほどの寒さなのである。残り湯をレールに掛け、解凍。ちょっぴり雪国気分を味わう。
梅といえば春を思い起こす香りを運んでくれるモノだが、とてもじゃないがそんな香りなど嵐と雪に見舞われて吹き飛んでしまったことだろう。
📷2023年01月24日 いまだ空を飛ぶことのないセンニンソウたち。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年01月24日 寒空のなか、サザンカばかりが花として咲いていた。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
久しぶりに、稲荷山公園北斜面に立つ。山々は凍えていた。これから襲来するであろう大寒波に怯えるかのように。
センニンソウの綿毛のなかにはいまだに空に飛び出せず、木々に絡まり燻っているやつらがいる。花らしく微笑んでいるのは、サザンカばかりだった。
昨年12月、日英伊三か国首脳は、次期戦闘機を共同で開発する旨、声明を発出した。2020年10月、某社の国産ジェット事業が凍結されたばかりである。おや、日本にはまだそんな力があったのかと不思議に思ったものだ。
もちろん、日本の開発力だって捨てたもんじゃない。ジェット練習機T-1B、そして、その後継機であるT-4(主契約企業:川崎重工業、協力企業:三菱重工業・富士重工業)などは純国産なのだという。そう、そう、T-4って言うと、よそよそしいがあのブルーインパルスの三代目の機種として運用されている。
📷2023年01月24日 有刺鉄線にヘクソカズラの実がまとわりつく。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📷2023年01月24日 実が実としてそこにある。ヘクソカズラの矜持が見て取れる。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
有刺鉄線って、最近、なかなかお目にかかれないものの遺物の一つかも。ここが、基地の街であることの証明。
基地の街? およそそのようなことなど考えたことがなかったが、やはりここは基地の街のひとつなのだと思う。
沖縄、横田、三沢、岩国、・・・・・・、etc.基地という名を甘んじて受け入れている(?)街が、ここ日本にも数知れずある。
比べてしまえば、狭山などと思われるかもしれないが、やはりここは基地の街のひとつなのだと思う。
これから、ますます私どもは、そのことを意識して暮らさなければならない状況に陥っていくことなのだろう。
基地が基地として、存分に機能するなんてことがないことを祈るばかりなのだが。。。
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