Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

オダマキ・オリガミシリーズが咲き出した

2023年02月12日 19時31分36秒 | みんなの花図鑑


📷2023年2月12日
なぜ、このブルーとホワイトの装いを身に纏うことができたのか?
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 猫の額の在来種がなかなか芽吹いてくれない。そりゃ~そうだ! なんと言ったって、まだ2月も半ばなのだから。
 この時期、手っ取り早く花のかんばせを目の当たりにするためには、やはり園芸店を回るに如かずということになる。そう、矜持などさらりと捨て去って、ショートカットを試みるのだ。
 そんな甲斐あってか、近くの城◯越園芸で仕入れてきたオダマキ・オリガミシリーズのブルー&ホワイトが咲き出した。

📷2023年2月12日
しゅっとした身なりに、思わず見惚れてしまったよ。
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 このシリーズ、洋種にありがちな丈高くと言った風ではなく、こじんまりと仕上がる(30cmほど)なんて触れ込みだったので、迷わず連れ帰ったのである。
 洋種だろうからして、やはり容貌は彫りが深いという印象を免れない。ただ、ブルー&ホワイトと言うだけあって押しつけがましさはないような気がする。
 まぁ、それにしても、こんな時期からオダマキが拝めるなんて、ナーセリーの方々はどんな育成法を取っているのだろうか。

📷2023年2月12日
この花のコントラストは、それだけで人を納得させてしまうのかな。
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 猫の額のクリスマスローズ、クリーム(イエロー)のダブルの糸ピコティーはかなり奥手のようだ。まだ深い眠りの中にいる。
 翻って先日連れ帰った黒に近い濃い紫のダブルを見るに、伏し目がちではあるがしっかりと萼片を開き、かなり控えめではあるが、どうだ咲いてるだろうっていうその様が心に刺さる。

📷2023年2月12日
毎日、毎日、飽くことなく見ている。容色衰えること知らず、といったところかな。
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 今日の最後の一枚は、もうお馴染みとなったセリバオウレンである。なんと、花期の長い花なのであろうか。
「僕が萎んじゃったら、このベランダに花がなくなっちゃうよ~!」とばかりに、そう、そんな使命感さえ感じさせてくれる健気な存在がそこにある。
 猫の額は、そんなナニモノかに突き動かされて咲いている花たちの存在で成り立っているのかもしれない。


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ご神木を拝んだ後は、またあの場所で・・・。

2023年02月11日 16時10分00秒 | みんなの花図鑑

  📷2023年2月6日:天を衝く堀兼神社のご神木。
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 我が家から徒歩で30分ほど、平安末期に和歌などに詠まれた「堀兼の井」があるとされる堀兼神社にご神木を見に出かけた。
 だいたいの位置は認識していたはずなのだが、Y字路の右と左を取り違え、大きくそれてしまったようだ。Googleの経路探索で軌道修正し、予想時間より10分ほど超過してしまった。
 思っていたより社域は広く、随神門を抜け、30~40段ほどの石段を上り詰めると木花咲耶姫命を祀る拝殿・本殿に行き着く。
 境内社も森稲荷社、八幡神社、霞神社などいくつかお祀りしているようだ。
 本殿に向かって左手下に堀兼の井が見える。

 武蔵野の 堀兼の井も あるものを
       うれしく水の 近づきにけり


 千載和歌集におさめられた藤原俊成の作とされる和歌だが、ここで詠まれた「堀兼の井」がこの境内にある井戸なのかは諸説あるようだ。

 とまれ、社伝によれば、東国平定の際、地域の民のために日本武尊命が創祀した浅間社がルーツと言うのだから、古より民に親しまれた、由緒正しきお社なのだろう。


 📷2023年2月6日
県指定文化財・堀兼の井の名板
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 📷2023年2月6日
これが井戸だといわれてもねぇ~。
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 📷2023年01月24日
鳥居から随身門を臨む。
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 📷2023年01月24日
階段を登った先には拝殿(本殿)が。
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 その堀兼神社には、二本のご神木があるという。いずれもがケヤキのようだが、1本は丈高く天を衝き、もう1本は腹中に大きな虚(うろ)をのぞかせている。

📷2023年2月6日
ご神木が蒼天に描き出した幾何学文様。
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📷2023年2月6日
根本から太い幹の半分ほどが穿たれている。なんとも見事な虚だこと。
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 虚の中に、もう1本の木があるように見える。そこにもまた虚が穿たれているかのよう。なんとも面妖な態様を示している。
 その場に佇んでいると、ひょいと神の使いが現れ出づるかのような錯角を覚えるほどだ。
 家を出てから1時間以上が経過していた。久方ぶりに一所懸命歩いている。すぐ近くに、先日立ち寄った農産物直売所がある。そこでちょっと休んでいこう。

📷2023年2月8日
たったひと鉢残されたクリスマスローズだった。
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 ここは、先日、黒に近い、濃い紫色のクリスマスローズを仕入れた所。まだ、先日見たグループのいくつかが売れ残って寂しげにしていた。
 ぐるっと花台を一巡りすると、かなり外れた花台に、ぽつんとこのクリローがたったひと鉢、忘れられたかのようにボッチしていた。う~んっ、税込み660円か。どんなもんだろう?
 あまり株自体はよい状態とは言えない。しかし、小輪だがダブルのようだ。これも功徳とばかりに、やにわに鉢を掴みレジへと直行した。
 
📷2023年2月6日
首項垂れたかのような姿、連れ帰ったことをちょっと後悔。
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 帰宅後、坪庭の上段、クリスマスローズ・エリアに植え込んだ。
 植え替え時、よくよく見てみると、根もしっかりしたものとはいえず、株も小さいし、葉数も多いとは言えない。
 あまり生育状況はよくないのかな。

📷2023年2月11日
おや、ちょっとしっかりしてきたようだね。
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📷2023年2月11日
小輪なのだが、花びらが重畳する様は、素敵なことが起こる予感がする。
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 数日後、そう、しばらくぶりに積雪を記録した日の翌朝、すでに雪が消えた坪庭に、ちょっとすっきりとしたクリスマスローズを見付けた。
 そして、ことのほか多弁だったことにも気づく。どう? この花びらが重畳する様、素敵なことが起こる予感がしないだろうか。


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ニョイスミレ、売ってんのかよ~?

2023年02月09日 19時45分00秒 | みんなの花図鑑

マイナンバーカードって、どうなのよ?

📷2023年2月8日
市役所の南側に、なんとも稔りの良きクロガネモチが。
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📷2023年2月8日
これがイクラであったなら、貪るように食らうてやるのに!
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 ポイントの付与が2月末までだというので、家人のマイナンバーカードの受け取りのため市役所へ。予約していたので15分ほど待って、無事受領。
 ところがだ、次のコーナー、ポイントの付与には長蛇の列が。待ち時間1時間半だとか。それでも、彼女は待つという。そこで、僕は付近をブラ散歩。
 南側のエントランスから出てすぐ右手、クロガネモチだろうか、なんとも稔りの良い木が2本ほど役所の敷地内に生えていた。
 そう言えば、クロガネモチの花って、見たことがないような気がする。ネズミモチみたいな花なのかな?

📷2023年2月8日
コトネアスターって、葉も魅力的だよね。
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 駅の近くの住宅街、コトネアスターが銅色に葉を染めて、真っ赤に色付いた実と張り合っていた。
 20~30分ほど周囲を巡り、役所に帰還。彼女は、ひたすら待っていた。ただただ、その時が来るのを待っていた。
 それから、さらに20~30分後、やっと呼ばれたと思ったら、5分も掛からずポイント付与が終了。
 10時予約で、11時半終了。良いんだか、悪いんだか。。。
 しかし、これでもかとポイントを付与し、マイナカードを取得させようとする魂胆って何なんだろう? 疑心暗鬼。だからという訳じゃないのだけれど、通帳の紐付けだけはしてなかったよ。どうせ入ってないのと一緒だから 笑
 そう、そう、24年秋、とうとう健康保険証の廃止が決まったようだ。僕は、以前、カードを取得していたが、その報道を見て、保険証の取得をスマホで紐付けした。はい、これで7,500ポイント取得ってわけだ。
 
一年に一度くらいかな、この時期にしか寄らない花屋に立ち寄ると・・・

📷2023年2月8日
公園の近くの花屋で仕入れた宿根草。
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 さて、この後どうしよう? 家人は、役所の地下食堂で温かい蕎麦を食いたいという。地下に降りてメニューを見たら、定食しかやってない。
 仕方なく役所を後に、何でも揃っている埼玉名物・山田うどんを目指し、それぞれの好みを食ろうて腹を満たす。
 すぐ近くの智光山公園にでも寄ろうと思っていたが、腹がくちくなると活動意欲が逓減する。ウォーキングは止めにして花屋に寄ることに。そこで、宿根草など5種を仕入れる。

📷2023年2月8日
なぜ、ニョイスミレなんか売ってるのかと思ったら、ツクシスミレというのだと。
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📷2023年2月8日
西洋オダマキ:キリガミシリーズのディープブルー&ホワイト。
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📷2023年2月8日
アクイレギア・リトルランタンは、目の覚めるような真っ赤な花が付くそうな。
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📷2023年2月8日
ミショウキシア・カンパニュロイデスは大型で、大輪の白花を付けるのだとか。
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📷2023年2月8日
昨年も、同所で、同花を求めた。キクザキイチゲである。
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 舌を噛みそうな名前の花がいくつかある。
 アクイレギア・カエルレア(オリガミ・シリーズ)アクイレギア・リトルランタンミショウキシア・カンパニュロイデスなどといったもの。安かったので、勢いで買ってしまった。

 そう、そう、ツクシスミレの件。
 一瞥して、昨年、猫の額にも何処からとなく舞い降りて仮住まいをしていたニョイスミレだと思ったのだよ。なんでこんなもの売ってんだ、これが率直な印象だった。
 名札を見たら、ツクシスミレとある。そう言われてみれば、花の花芯部分がほんのりと黄みを帯び、平開した葉は楕円形~卵形で毛に覆われている。物は試しとばかりに連れ帰った次第。
 あっ、そう、そう、ニオイスミレじゃないよ。ニョイスミレ。如意菫と書くようだ。Wikipediaには、「葉の形が仏具の如意に似ることによる」との解説があった。


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農産物直売所は鬼門!?

2023年02月04日 19時25分00秒 | みんなの花図鑑

衝動買いのターゲットは、クリスマスローズ!

📷2023年2月4日
黒に近い、濃い紫色のクリスマスローズとの出会い。
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📷2023年2月4日
名札にはクリスマスローズとあり、小さく「ダブル」との表記がなされていた。
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 艮(うしとら)の方角とは、今風に言えば北東を意味する。そして、これが陰陽道において忌むべき方角とされる鬼門のことである。
 なぜ、鬼門を忌み嫌うのか? それは、鬼が出入りし集まる所とされ、怨霊や災厄はすべからくこの方角から来るとされた。
 では、直売所は艮の方角にあるのか? そういう訳ではない。どちらかと言うと、辰巳の方角、つまり東南の方角に近いかな。
 それでも、鬼門と言い張るのは、ここに寄るとどうしても野菜の他に花の苗を買ってしまう衝動に駆られるからなのだ。そう、モノ皆上がる当世に、野菜の他の出費は痛い!
 この日も、己が意に反して三年苗ほどのポットを一つ掴み、コントロールされているかの如くレジへと急ぐ猫の額の庵主の姿があった。う~んっ、どうしたって、あやかしに操られているとしか思えない所業なのだよ。
 あっ、そう、そう、この出会いのプライスは、プライスレスではなく、税込み980円なのだよ。

📷2023年2月4日
葉にも紫に染まった部分が見える。
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 ご承知の通り、クリスマスローズの花の部分は、花びらではなく、萼片である。
 BotanyWEB(by Takeshi Nayayama)の「萼片と萼」のページには、「萼片 (sepal) は花の最外輪に位置しており、一般に花葉の中で葉の性質を最もよく残した花葉である。萼片のまとまりを萼 (calyx) とよぶ。」とある。
 ちなみに、同サイトでは、花びらのことを次のように定義している。
「花弁 (petal) はいわゆる"花びら"であり、ふつう花の中で最も目立つ器官である。花弁の集合体が花冠 (corolla) である。」との説明がなされている。

 そう、よく見ると、萼片になれなかった葉が、その思いを葉の面に染めて、花のような萼片を悩ましげに見つめている様を見ることができる。

花の少ない立春までを彩ってくれた花たち

📷2023年2月4日
花期が長いね。フクジュソウも次のステータスへと・・・。
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📷2023年2月4日
セリバオウレン、いまが盛りかな。
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📷2023年2月4日
咲いてくれるか心配だったが、フキタンポポの頑張りには頭が下がるね。
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 いま、ガーデンシクラメンはちょっと休んでいるのかな。
 フクジュソウは坊主のようになってきた。
 寒さなんぞに負けてなるかとセリバオウレン、いまこの時も一所懸命に咲いている。でも、花茎はこの1本だけなのかな?
 沢山のつぼみを孕んでいたフキタンポポ、ひとつ一つ、地道に咲き続けてくれている。
 立春とは春の気配を感じられるときとか。確かに、いく分暖かささえ感じることができた一日かも。しかし、当地では、日替わりで、寒と暖とが交錯する予報が出ている。一足飛びで春とはいかないようだ。
 頭をのぞかせた芽もいくつか確認できるようになったが、まだまだ山野草の眠りは深いようだ。もうしばしの辛抱だな。


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