「いつになったら咲くのだろう?」
雨上がりの朝のことである。この日も、室内から、遠目で見ながら猜疑の視線を投げかけていた。
一般的な花期は、9~11月とされている。もう、その11月も終わりに近い。
「このまま、咲かずに朽ちてしまうのか?」--不信感が、心の中で徐々に膨らんでいく。
雨も上がったことなので、一応、カメラを片手に坪庭に出てみた。
近寄ってみる。凝視すると、赤紫色の細いテープのような花びらが、くるくると捩れ合いながら咲いていた。その長さは1㎝ほど、2㎝には足りないであろう。あまりにも小さい五弁花のようである。花びらの色とも相まって、一所懸命に咲いているのに気付いてあげることができなかったのだ。そう、それほどに目立たない、小さな花なのであった。
余談だが、異称は「吉野草」という。奈良の吉野山近辺で多く見られたからとのことだが、こちらの方が日本の固有種で一属一種のこの植物には相応しい名前のように思えるのだが・・・・・・。
これも、ヤツデ。いや、元祖ヤツデというべきか(?)。上述したクサヤツデの命名の由来が、その葉がこの木本のヤツデの葉に似ているからという説もある。
この時期、枝先に白い放射状の丸い複合花序を付ける。いや、よく見ると、意外に愛らしい花なのである。
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