鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

きもの草紙⑱

2014年09月14日 | 日記

朝夕の風がすっかり変わり、秋の気配がここかしこに。

鎌倉八幡宮様の秋のお祭礼が明日までにぎやかに執り行われます。

「明日きもの着るから何か用意してね」と、娘が携帯片手に部屋を横切る。

私もそうでした。20代、30代の頃は、きものはすべて母任せでした。

「明日パーテイに出るから、秋草のきものと綴れの帯ね」

出先から電話をしておけば、襦袢には真新しい半衿がかけられていて、

私が夜遅く帰宅しても、翌日、すぐに着て出れるよう揃えてくれていました。

有難く、申し訳なく・・・。

さて、私のワードローブから、娘に合う単衣のきものを探しました。

探すといっても、知れた数の中からです。

選んだのは、写真ではよくわかりませんが薄紅色の単衣の紬です。

私は勝手に「秋ピンク」と呼んでいる、細い糸で織られた、軽くて着やすい

紬です。きもの、今頃は難しくて薄物でも大丈夫なのですが、夕食に出かける

つもりなので、薄手の、それも薄い色合いの紬を選びました。

それにしても、今の娘、腕が長い~。裄が足りません。

紬なので大目に。少しづつ娘のサイズに直していきます。
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