東京は蔵前にあるオリジナル文具店「カキモリ」
店内は若いお客様でいっぱい。
なにしろ目の前で世界に一冊だけのノートを作ってくれる。
「バンクペーパーを指定してオリジナルノートが作れる!」と通のお客様は歓喜。
カードやお便りグッツがそろっていて、何時間居ても飽きない。
「カキモリ」とは、楽しく書く人という意味だそうで「書く」にとことんこだわるお店なのだ。
何を隠そう(いや、隠すほどの事ではない)この界隈は私の生まれ育った土地、
カキモリのビルの前を毎日通って小学校に通った。
今、御徒町、蔵前は手作り作家さんのお店が増え、人気急上昇なのだ。
判らないものだ、半世紀前は,そんな片りんは何もなく
街の中央をおもちゃの問屋が並び、国技館でにぎわう隅田川沿いの人情溢れる下町気質の町だった。
物が溢れにあふれ、同じ表情の商品が並ぶ今、手仕事は益々輝きを増すだろう。
私の「小商い魂」は、ここ蔵前で培われたものなのかもしれない。
何だか心が弾む。