鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

アズナブール

2018年10月07日 | 日記

先月来日してコンサートを開いていたと聞く。

90歳を過ぎて休憩も入れず20数曲を歌ったと。

私は20代のある日、確か新宿の厚生年金会館でアズナブールの歌に酔いしれた。

小柄で洒脱なおじさまは、大人の恋心をこれでもかとソフトにイヤ、激しく語り掛けた。

とにかく本場のシャンソンの初めての出会いがアズナブールなんて・・・、

幸せでした。

90代で現役で、たくさんの人に感動を与え、さっと、文字通り舞台を降りるなんて、なんて見事なんでしょう。

何の脈略もなく大坂なおみの試合のニュースを思い起こした。

泣きながらラケットを振っている映像だった。

泣きながら、勝負に挑んでいる姿だった。

私は泣きながら仕事をした経験なんてあっただろうか?

泣くことがどうのこうのというより、自分の限界の縁、見てないです。

それどころか、年々気力体力の衰えも、緩やかだが、緩やかだが感じる。

仕事の単純ミスも目立つ。

いいんですよね、判っていれば。

「順調に歳取っているんだ」と折り合いをつける。

自分を甘やかさないけど「大丈夫だよ」と時々自分に囁く。

ちょっと、珍しくブルーです。





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