鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

曽野綾子

2021年05月06日 | 日記

「不幸や挫折が、幸福への必須条件だということを納得した上で、人はそれぞれに幸福を手に入れる道を探す旅に出ればいい、道は何本もついている」

曽野綾子の幸福論「ないものを数えず、あるものを数えて生きていく」の中の言葉です。

道は何本もついている・・・、そうなのだ。苦しい時、渦中にあると、ひとつの道でもがいてしまう、若い時の私はそうでした。

「改めて言うこともない、私たちが今日生きているのは、ほとんどが偶然の結果である」とも言う。

「悪いことが起きると私たちは直ちにその理由を何らかの人や制度のせいにして犯人探しを始める。しかしなんでもなくて済んでいることや良かったことについては、あまりその理由を考えない。(中略)私たちが今日まで普通に生活をしてきたのは、自分の力ではなく奇跡だった、とはあまり考えないのである。」

これらは、以前このブログに書いた記憶があるのですが、今、このコロナ下、しみじみと心に響くのです、しみじみと。

             
祥伝社黄金文庫「幸福論 ないものを数えず、あるものを数えて生きていく」  
                                                                                                    より
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