今日は、土曜日(弊店の製造の定休日)ですが、
かまぼこ屋のお休みは もうありません。
今日は、年内のお正月用かまぼこ
受付締切り前の休日とあって、
朝から ひっきりなしに お正月用かまぼこや
お歳暮のかまぼこのご注文 をされる
お客様がお見えになりました。
毎年 必ずお会いするお客様、
奈良や京都、大阪、神戸。。遠方からいらっしゃるお客様、
お孫さん、お嫁さんと一緒に
ご家族揃って来てくださるお客様など・・
皆さま、お正月のかまぼこを心待ちにしてくださっていて、
本当にうれしい一日でした。
そんなお客様の中に
「昭和25年から 舞鶴かまぼこのファン」と
言ってくださる方がいらっしゃいました。
終戦後の混乱の中で、
仕事の合間に 舞鶴の漁師町 吉原に出かけては
お昼にと ひら天 ごぼう天 やかまぼこ を買って食べていて
その おいしさといったら・・・
「舞鶴のかまぼこは 日本一」 と思っていました。
舞鶴での 仕事を やめて
もう 20年にもなりますが、
今でも毎年 お正月前には 舞鶴のかまぼこを
嶋七さんへ買いに来ないと気がすみません。
舞鶴の漁港付近もすっかり変わってしまいましたが、
嶋七さんの舞鶴かまぼこは
今でも 一番おいしいと思っています。
と にこやかに 話してくださいました。
嶋七は、舞鶴の漁師町 吉原の
小さな小さなかまぼこ屋でした。
嶋七が こうして何十年にもわたり この地で
かまぼこを作り続けてこられたのも
こうした「舞鶴のかまぼこ」を愛してくださる
多くの皆さまの支えがあったからです。
皆さまへの 感謝の気持ちがあふれ出ると共に、
思い出とともに 心に生き続ける
おいしいかまぼこを 作り続けていきたいと
心から そう思いました。
>京都・舞鶴かまぼこ 嶋七