* 恋文之一 「さよなら」 *
あの日 渡せなかった恋文を
今 こうして読み返しています
知らなかったでしょう
手を繋ぐことさえなかった私が
いつも隣で見ていたことなど
目蓋に残る眩しい記憶ごと
捨て去る決心が ようやくつきました
* 恋文之二 「少女のままで」 *
いつかまた会えるでしょうか
目映いあなたの あの笑顔に
出会った頃の初々しさで
もう一度 あの日に帰りたい
ずっと信じて祈っています
月日の流れに色褪せない
ときめく心は 永遠の少女
* 恋文之三 「未練」 *
たった一言
抱きしめて欲しいと
ひと思いに叫べたなら
遠くへ行ったあなたの
すべてがいとおしくて
自分には過ぎた恋だったと
にがい涙を そっと飲み込む
* 恋文之四 「永遠の片思い」 *
どうしようもないくらい
恋い焦がれたあなたは
二度と会えない人になりました
今も覚えてくれていますか
またいつか 会える日は来ますか
「好き」という言葉は 封印します
形のない あなたへの思いだけ抱いて
* 恋文之五 「初恋」 *
私に向けた いたずらな微笑み
スポーツ万能な そばかすの男の子
檸檬のような清々しさと
乱暴だけど 優しい瞳
礼拝堂で並んで祈った修学旅行は
何ものにも代え難い 大切な思い出
今もふと蘇る 汚れなき初恋の日々
あの日 渡せなかった恋文を
今 こうして読み返しています
知らなかったでしょう
手を繋ぐことさえなかった私が
いつも隣で見ていたことなど
目蓋に残る眩しい記憶ごと
捨て去る決心が ようやくつきました
* 恋文之二 「少女のままで」 *
いつかまた会えるでしょうか
目映いあなたの あの笑顔に
出会った頃の初々しさで
もう一度 あの日に帰りたい
ずっと信じて祈っています
月日の流れに色褪せない
ときめく心は 永遠の少女
* 恋文之三 「未練」 *
たった一言
抱きしめて欲しいと
ひと思いに叫べたなら
遠くへ行ったあなたの
すべてがいとおしくて
自分には過ぎた恋だったと
にがい涙を そっと飲み込む
* 恋文之四 「永遠の片思い」 *
どうしようもないくらい
恋い焦がれたあなたは
二度と会えない人になりました
今も覚えてくれていますか
またいつか 会える日は来ますか
「好き」という言葉は 封印します
形のない あなたへの思いだけ抱いて
* 恋文之五 「初恋」 *
私に向けた いたずらな微笑み
スポーツ万能な そばかすの男の子
檸檬のような清々しさと
乱暴だけど 優しい瞳
礼拝堂で並んで祈った修学旅行は
何ものにも代え難い 大切な思い出
今もふと蘇る 汚れなき初恋の日々
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以前、こちらに載せた【7行詩】恋文シリーズを、トーナメント用に連作の形式に再録しました。
本来、連作の形で作った作品なので、これで一作となります。
恋文学ブログトーナメント