てのひらひとつぶんのしあわせ
きっと 今
自分はそれを
手にしていると感じる
本当に些細な
でも こんなにも愛おしい
心が温かくなる感触
随分と忘れていた気がする
これだけあれば
私はこんなにも
幸せを感じることができたんだ
今まで負ってきた傷も
すべて もういいと思えてしまう
こんなにも
心が清らかに感じられる
優しさだけで
思いやりだけで
生きていけるなら
優しさだけの
思いやりだけの
世の中であったなら
きっと 誰もが
てのひらひとつぶんのしあわせを
大事に 大事に
育てていこうとするのだろう
傷付ける者も
きっと 傷付いてきた人
傷付くことを恐れて
先に 誰かを傷付ける
傷付いて悲しんでいる人を
もっと傷付けて気を紛らせる者より
その傷に手を当てて
「治れ 治れ」と祈れる人に
私はなりたいと思う
てのひらひとつぶんのしあわせ
そのくらいの分量で 私には充分
ずっと なくしたくない
この温かい感触も
人を愛おしいと思える気持ちも
****************************
「てのひらひとつぶんのしあわせ」 この言葉がとても気に入っている。
パワハラを受けた日から数年、自分は不幸のどん底で生きてきたと思っていた。
でも今、ふと気付けば心の中はとても穏やかで、また人との関わりを持ちたいと思っている自分がいる。
そして、クリスマス・イヴに本当にちっちゃな幸せな出来事があった。
なによりも大切な「思い出」という名前の宝物が戻ってきた。
涙が溢れた。あの頃の温かい気持ちも一緒に戻ってきたようだった。
もう過去にこだわるのはおよしなさい、そう言われているような気がして、この詩が一気に出来上がった。
きっと 今
自分はそれを
手にしていると感じる
本当に些細な
でも こんなにも愛おしい
心が温かくなる感触
随分と忘れていた気がする
これだけあれば
私はこんなにも
幸せを感じることができたんだ
今まで負ってきた傷も
すべて もういいと思えてしまう
こんなにも
心が清らかに感じられる
優しさだけで
思いやりだけで
生きていけるなら
優しさだけの
思いやりだけの
世の中であったなら
きっと 誰もが
てのひらひとつぶんのしあわせを
大事に 大事に
育てていこうとするのだろう
傷付ける者も
きっと 傷付いてきた人
傷付くことを恐れて
先に 誰かを傷付ける
傷付いて悲しんでいる人を
もっと傷付けて気を紛らせる者より
その傷に手を当てて
「治れ 治れ」と祈れる人に
私はなりたいと思う
てのひらひとつぶんのしあわせ
そのくらいの分量で 私には充分
ずっと なくしたくない
この温かい感触も
人を愛おしいと思える気持ちも
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「てのひらひとつぶんのしあわせ」 この言葉がとても気に入っている。
パワハラを受けた日から数年、自分は不幸のどん底で生きてきたと思っていた。
でも今、ふと気付けば心の中はとても穏やかで、また人との関わりを持ちたいと思っている自分がいる。
そして、クリスマス・イヴに本当にちっちゃな幸せな出来事があった。
なによりも大切な「思い出」という名前の宝物が戻ってきた。
涙が溢れた。あの頃の温かい気持ちも一緒に戻ってきたようだった。
もう過去にこだわるのはおよしなさい、そう言われているような気がして、この詩が一気に出来上がった。