なぜ 人は
本当に必要なことから
目を背けようとするのか
なぜ 人は
本当に大切なことを
忘れようとしてしまうのか
心を求めながら
欲望に心を支配され
己が心の痛みを癒すため
他人(ひと)の心を傷つける
そうして保たれた心は
どんな色の光を放ち
どんな音を奏でるのか
人らしくあるために
人としてあるために
なにを諦められるだろう
なにを捨てられるだろう
汚れなき心で見たならば
本当に必要なものが
本当に大切なものが
見えてくるのだろうか
他の幸福のために
世の安定のために
生きられる人が
どれほどいるのか
私欲を捨て
すべてを捧げ
未来のためにと
そうなれたならと願えど
己が悲運に執着し
不公平を嘆く浅ましき心には
聖人君子のごとき魂など
宿るはずもなく
己のために
生きることに精一杯の
小さき我が存在
ならば せめて
悪しき欲を持たぬよう
汚れなき心で
世界が清らかであるようにと
祈れる人間でありたいと……
本当に必要なことから
目を背けようとするのか
なぜ 人は
本当に大切なことを
忘れようとしてしまうのか
心を求めながら
欲望に心を支配され
己が心の痛みを癒すため
他人(ひと)の心を傷つける
そうして保たれた心は
どんな色の光を放ち
どんな音を奏でるのか
人らしくあるために
人としてあるために
なにを諦められるだろう
なにを捨てられるだろう
汚れなき心で見たならば
本当に必要なものが
本当に大切なものが
見えてくるのだろうか
他の幸福のために
世の安定のために
生きられる人が
どれほどいるのか
私欲を捨て
すべてを捧げ
未来のためにと
そうなれたならと願えど
己が悲運に執着し
不公平を嘆く浅ましき心には
聖人君子のごとき魂など
宿るはずもなく
己のために
生きることに精一杯の
小さき我が存在
ならば せめて
悪しき欲を持たぬよう
汚れなき心で
世界が清らかであるようにと
祈れる人間でありたいと……