3年7ヶ月ぶりの投稿です。
鬱病になってから、10年が過ぎました。
ちょうど5年になった頃、人生の転機となる新しい出会いがありました。
人生を諦めかけていた自分が、もう一度、最後の夢を追いかけてみようと思いました。
そして、今は細々ながら、音楽をお仕事とさせていただくようになりました。
音楽を始めた時から、いつか実現させようと思っていた事がありました。
それを、ようやく形にする事ができました。
2012年10月に初投稿した詩、
「ひな鳥たちへ」。
この詩に曲を付け、拙いながら動画も作りました。
リンクは、再録した時の投稿を貼りました。詩のあとに書いた文章も読んで欲しくて。
ひな鳥たちへ【自作詩】
いじめに苦しんでいる、子どもたちへ。
心の傷を癒せないまま、暗闇の中でもがいている、大人たちへ。
どうか、あなたを傷つけた者たちの価値観で、あなたの人生を否定しないで。
不器用に、臆病に、やさしく生きているあなたは、本当に尊い存在です。
誰かをいじめている、君へ。
誰かを傷つけずにいられない、あなたへ。
どうか、知ってほしい。
「される」側の、痛みを、口惜しさを。
私自身の経験を、感情を、そのまま詩にしました。
「自分が鬱になった意味は、一体何なのか」
それを、ずっと探し続けています。
今でも、心がいっぱいいっぱいになった時には、鬱が顔を出してきて私を苦しめます。
一生、付き合っていかなきゃならない病なんだな、と思っています。
この体の中に鬱がいる限り、10年前の地獄のような日々を忘れないし、それが今生きている私の行動の原動力になっている。
「自分が鬱になった意味」を自分なりに形にして、同じような苦しみの中にいる人の、微力でも救いになりたいと思っています。
(2020.2.16 加筆)