薄っぺらな人間にだけはなりたくない
ずっと そう思って生きている
これまでの人生で舐めてきた
数々の苦汁や辛酸は
そんな私の望みを叶えてくれる
唯一の栄養源だったかもしれない
でも そんな栄養は
心や体を蝕む
副作用のほうが大きい
なんと効率の悪い人生か……
心を病んで ようやく
スタート地点に立てたような気がする
攻撃の手が及ばない安全圏に逃れ
やっと 魂が体に繋がれた安堵を感じた
いつ いかなる状況においても
自分の中心にいるのは
自分自身でなければならない
自分の真ん中に軸を置け!
他人に人生を操られてどうする?
それに気付かず
人生を明け渡してきたことが
私の最大の敗因
多くを犠牲にして ようやく得た
ひとつの確信
気付いたことが 第一歩
その先の一歩は
変わりたいと願う この足で踏み出すのだ
ふたたび 我が身を野に放つ時
自分自身を守り抜ける
力は備わっているだろうか