雨に濡れそぼつ 桜木の鮮やかな青葉に
ふと顔を上げ 私は心を奪われる
葉脈を流れる生命の雫
無理もせず 怠りもせず
遺伝子の導きに従い
脈々とその生を営んでいる
自然の息吹を感じながら
私は素直さを取り戻す
なぜ 人間は
汚れなきものを妬み
弱きものを支配したがるのか
なぜ この木々のように
己の人生を ただ誠実に
生きることができないのか
なぜ 私は
人間に生まれてしまったのか
この魂の容れ物に
適合することもできないでいるのに
ふと顔を上げ 私は心を奪われる
葉脈を流れる生命の雫
無理もせず 怠りもせず
遺伝子の導きに従い
脈々とその生を営んでいる
自然の息吹を感じながら
私は素直さを取り戻す
なぜ 人間は
汚れなきものを妬み
弱きものを支配したがるのか
なぜ この木々のように
己の人生を ただ誠実に
生きることができないのか
なぜ 私は
人間に生まれてしまったのか
この魂の容れ物に
適合することもできないでいるのに