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昨日の朝一で映画館へ観に行きました。この酷暑の日差しの中を電車代と時間を節約するため、がんばって自転車をこぎました。
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この映画はたぶん監督がS・スピルバーグでなければ、観なかったかもしれません。
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元はタカラ(現タカラ・トミー)のおもちゃから始まったアニメが原作です。うちの子もこのアニメ・シリーズは大好きで、私もたまにTV放送をいっしょに観ていました。でもストーリーや設定、キャラクターなどは詳しくありません。
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映画はすばらしい出来映えです。最初から話の展開が速くてぐいぐいと引き込まれ(S・スピルバーグの旨さ)、また映像のスピード感は目が回りそうになるほどすごいところもあり(マイケル・ベイ監督の得意技)、この手の映画で心配されるCGと実写の合成の違和感については問題ありません(さすがILM)。
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単なるロボット映画と思ってみたら、大間違いです。人間のドラマが随所に織り込まれ、アニメにあったロボットのコミカルな場面もあります。ロボットからの視点はあまり無く人間の目から見た話になっていますが、ついロボットにも感情移入してしまいそうです。また砂漠、南極、ペンタゴンなど舞台もすごく、スケールが大きな話になっています。それに怪しい政府組織も出てきます。しかし決して謎解きではなく、小中学生でも十分に楽しめます。
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私はわざわざ映画館に足を運ぶ価値は十分あると思います。今回は字幕版で見たのですが、同時上映で日本語吹き替え版もあります。吹き替え版は玄田 哲章さんがアニメ・シリーズのまま声優で参加されているそうです。吹き替え版も気になりますね。