金魚世話係の日記(日常の小さな発見を金魚的な視野から探るナノ的な日記)

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説明責任

2010-09-26 09:04:02 | 何でもあり
中国の漁船衝突に思うこと。
日本人の傾向として、「説明責任を果たさない」ことがあげられます。
今回の事件でも中国人船長の釈放について、十分な説明がなかったと感じます。

どのように考えてこの結論になったのかの説明がないと、日本政府は中国の強硬な姿勢に屈服した、と見られます。
仮に那覇地検の判断だとしても日本の政治が関与していないと、海外の方はそう見てくれるでしょうか。
日本の外交力の無さを示しているようで心配です。

日本の政治は内政ばかりに向いているように感じます。
それは菅内閣の基盤が脆弱の為だけでしょうか。
日本の世界における責任感が甘すぎるように思えます。

説明責任はいま企業に求められるもののひとつです。
これを甘く見た企業は、世間の批判にさらされています。
記者会見を開き頭を下げるだけでは、企業の責任は果たされていないのです。

しかし日本政府はどうでしょうか。
あいまいな言葉を並べて、説明責任から逃げていないでしょうか。
今回の釈放の件も説明がほしいと思います。

たしかに日本人はディベートが苦手と思います。
でも議論から始まる事態の収拾ということもあると思います。
ただ言い合うのではなく、相手のことを知る事が必要です。

四字熟語や慣用句を並べているだけでは、説明責任から逃げています。
それでは日本は世界から目をそらして、逃げているように思われます。
黙っているだけのスタイル、たとえば「沈黙は金なり」では世界では通用しません。

われわれの日常生活ではどうでしょうか。
家族や職場の人と会話をしているけど、それより外にいる人と会話しているでしょうか。
私も外に向かって、輪を広げて行かなければならないと感じました。

コメント
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