日暮れの早さ

蜩の鳴き声に気付かぬうちに夏も終盤に入ったらしい。
それは日暮れが早くなって気付かされた。
夏から秋へと変わる時、雲の形も変わってくることもそのしるしだ。

今の人たちは、その変化を見ることは有るのだろうか。
蝉の声から蟋蟀（こおろぎ）の声に代わる。
空は入道雲（積乱雲）から鰯雲（巻積雲）に代わることに。

鰯雲が夕方の空に赤く染まる。
とても綺麗な景色だ。
しかし、明日から天気が下り坂の知らせだと云う。

都会の空は小さい。
それから、都会の人たちは空を眺めない日も多い。
天気予報があるから空を眺めないのかもしれない。

地震雲というものもあるらしいが、根拠はないと、いわれている。
そして今日は防災の日、関東大震災から90年目の日。
黙祷を捧げたい。