金魚世話係の日記(日常の小さな発見を金魚的な視野から探るナノ的な日記)

更新は毎週日曜日の一回ですが、21年目になりました!

情報力って何?-情報戦争

2005-12-04 21:53:06 | 情報力
今日は一日寒かったですね.午後からは雨で,家の中で縮こまっていました.皆さんはどんな日曜日でしたか?

さて前回を受けて情報戦争の話のつづき;
情報戦争といえば,イラク戦争では兵器だけでなく情報という武器も活躍したそうです.もちろんTVもいろいろな形や立場で世界に情報を発信していました.アメリカもFOX-TVはアメリカ軍に密着して戦争の様子を伝えていました.確かにアメリカ軍よりの報道で,それはアメリカの愛国心を高める役割をしていました.またCNNやアルジャジーラTVはどちらかというと中立的な立場を示していました.

ここで取り上げたいのは,池上さんの本に書いてある戦況を『自軍に有利とするための情報戦争』です.アメリカ側が「フセイン大統領が負傷した」という情報を流すと,イラク国民に動揺が走ります.
一方,イラク側はフセイン大統領が無事で,兵士に指示を出している姿を映像で流します.そうすることで「アメリカはうそをついており,だまされてはいけない」というメッセージがイラク国民につたわります.しかし,その映像などの情報を使ってアメリカはフセインの居場所と日時を割り出します.こういったやり取りで情報戦争が行われていたのです.

はるか昔の第2次世界大戦の時にもアメリカでは情報収集と分析が研究されていました.日本との戦いのときには日本語が読み書きできる人を集め,さらに養成して日本軍の残した日記を解読していたそうです.当時の日本は情報戦争については未熟であって,まさか日本軍の兵士に書かせていた日記がアメリカで分析されているとは夢にも思ってもいなかったようです.
いまは情報が集められ分析できる能力が,戦争だけでなく,ビジネスや研究活動にも重要だとされています.

ブログを書いているわたしも,情報については考える必要があります.
自分の書いたものを読んでもらうためにはどうしたらいいのかと考えて見ると,重要なものは「情報」です.各種のメディアが伝えている情報や本をうまくつなげて,有効な情報に組み替えて提供できれば価値が高くなります.有効な情報とは,興味の持てる情報です.しかしそれは今のところできていないのですが,文章の練習だと思って(自己満足な)ブログを書いています.それでも誰かに読んでいただければ,大きな励みとなりますが...
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