★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

「魂は永遠と思うとしんどい」と言う引きこもりの男の子

2010-02-08 09:52:26 | ◆現代教育考◆
10年ほど前、関わっていた当時17~18歳の引きこもりの男の子。
彼とのこんな会話を思い出しました。

私は焦る必要はない…そういうつもりで
「人生長いし、死んでもまた生まれ変わる・・魂は永遠だから。」
という話をしたと思います。

すると彼から返ってきた言葉は
「今生、一度きりだと思うからこの苦しみも我慢できるけど、
魂が永遠に続くと思うとしんどくなる。」って。

なるほど。
しんどい、苦しいときにはこの状態が永遠に続くと思ってしまうんですよね。

今の状態が永遠に続くなんてことはありえません。
必ず、形あるものは形を変えながら、形は壊れながら新しい形に生まれ変わっていきます。
逆に言うと、今の形を変えたくないとしがみついていても、必ずその形は形態を変えていきます。

実際、当時引きこもっていた彼も、今では働きに出ているようです。


彼の言葉からとても大切なポイントが見えてきます。
ポイントは二つ。
★今の状態が永遠に続くということはありえない。
★今、苦しいからと言って死んで幕を閉じたとしても、
 魂は永遠なのだから、また生まれ変わって同様の苦しみと対面することになる。


引きこもると、どうしても頭ばかりを使って
余計なことを妄想し始めます。
そして誰かへの恨みつらみを増幅させていきがちです。
そんな時は、家の中ででも部屋の中ででもいいので、
体を動かして、体を疲れさせること。
体を動かすと自然と心も健康的に動き始めます。



生きた証を残したいと思ってた・・・けど。

2010-02-08 08:44:52 | 勘違いしてましたシリーズ!
二十代の前半の頃、
「自分が生きた証を残したい 
という思いを強く持っていました。

若い自分が何でこんなことを思うのか…
当時から不思議ではありました。

が、学生時代の自分の研究課題が
「生と死の教育 
というものだったこともあり、
こんなことをず~っと考えていたんですね~

この問題意識の発端は
小学校の高学年の頃にあるように思います。
「人間はみんな必ず死んでいくのに、何で生まれてくるんだろう…。」
このことが不思議で不思議でたまらなかったんです 

二十代前半に強く思っていた
「自分が生きた証を残したい。」
というのもこの疑問と深く関係していることに最近、気づきました。

というのは
考え方の基本に
  人間は一回限りの生命
という発想がありました。
でもそう考えると子どもの頃の疑問
「必ず死ぬのに何故生まれてくるのか?」
という疑問が解決しないんです。

魂は永遠に死ぬことはなく、
人間は何万回と生まれ変わって、
魂が成長し続けるために生まれるんだ
って考えると、この長年の疑問が解決するんです 

そう考えると、
一回一回、自分が生まれ変わるたびに自分が生きた証を残して何の意味があるのか?
って思うようになったんです。

自分が生きた証…
なんだかとってもエゴエゴだったなって気がします。
結局、自己満足。自己顕示欲でしょ 

今、与えてもらった命を精一杯生きる、
与えられた命をめいっぱい使ってもらう、
そんな風に生きたいと思うようになりました。


ちなみに「100万回生きた猫」という絵本、
私は気に入っています