★スパイラルスペース ひなたぼっこ★ ・ ・~あったかい学びの部屋~

 私、かんちゃんが日常生活に隠れている大切な宝物を探します。幸せになれる考え方、過ごし方を一緒に見つけましょ。

命をもって「調和」をもたらしてくれた・・・

2011-12-06 16:53:49 | かんちゃんの今日
お義母さんが倒れて、まもなく身内の喧嘩が勃発しました。
みんながテンパっていたこと、
一人の肩に重荷がのしかかったこと、
それぞれが「お義母さんのためにしてあげたいと思うこと」
いろんな思いが交錯して
収拾のつかない喧嘩になっていました。
何度か親戚が間に入って収めようと試みてはくれるのですが、
なかなか収まりはつきませんでした。

親戚みんながそのことに胸を痛めていた…。
けどうまくいかない…。

それをお義母さんは自分の命をもって
まぁるくおさめてくれました。

お義母さんが亡くなり、
顔を突き合わせていろいろ相談する機会ができて
自然と以前のような状態に戻っていきました。



「この世は事後処理機構だ。」
と言われている人がいました。
お義母さんが倒れたことがきっかけで勃発した喧嘩。
決してお義母さんが悪いわけではありませんが
お義母さんの魂レベルで心を痛めていたのかもしれません。
きれいに事後処理してまぁるくおさめて逝ってくれました。


お義母さんが倒れる前日
「家族みんな仲良くせんとな~。」
と言っていたそうです。
生前から家族全体の調和とバランスをうまくコントロールしていたお義母さんらしい
見事な処理の仕方のような気がしてなりません。


感謝以外の言葉が見当たりません。
本当にすごいとおもいます。

お義母さんが逝ってしまいました・・・。

2011-12-06 15:59:27 | かんちゃんの今日
昨年の七月に脳内出血で倒れて以来、
病院と施設を転々とし、
六か所目の病院で
11月30日、とうとう逝ってしまいました。

急変でした。

前日には体調も安定しており
遺漏(流動食を直接胃に注入するため、胃に穴を開ける)手術を受けたところでした。

その直後には「出血も少なく、手術は順調に終わりました。」
というお医者さんの言葉に安心して帰ってきました。

が、その後
呼吸が乱れていたことがわかったらしく、

翌日行くと、
過呼吸で酸素過多のため、顔の周りにビニール袋をかぶせられていました。

荒い呼吸を30秒ほどしたかと思うと
フッと呼吸が止まるんです。
ゆすっても声をかけても30秒近く止まった状態が続く…
それを繰り返していました。

苦しそうな義母の様子に心配はありましたが、
その時点でまさか亡くなるなんて思ってもいませんでした。

でも、なぜか「お義父さんに電話した方がいい。」と思いました。
お義父さんが駆けつけて、お義母さんはなんとか目を開けてお義父さんの顔を見ることができました。
結局、この時が最後となりました。


一旦落ち着いたと思い、夕方家に帰りました。

それから二時間後に病院から電話が入って
病院に駆けつけた時には
呼吸も機械で動かされていて、
心臓も薬と心臓マッサージを繰り返してようやく動かしている状態でした。
お義母さんの顔は真っ青でした。


頭では「やっと肉体の苦痛から解放されて、お義母さんは楽になったんだ。」
とわかっていても溢れ出す涙は止まりません。


お義母さん、お疲れ様でした。