かおばなの花通信

   趣味の写真(花の写真多し)や日々の出来事を綴ります。

葉っぱ

2007年04月01日 21時38分28秒 | 自然


大高緑地公園に行ってきました。

出始めの木の葉っぱが瑞々しく生き生きとしていたので
金子 みす ゞさんの詩を思い出しました---(^^)

   葉っぱの赤ちゃん  詩:金子 みす ゞ

「ねんねなさい」は月の役。
そっと光を着せかけて、だまってうたうねんねうた。

「起っきなさい」は 風の役。
東の空のしらむころ、ゆすっておめめさまさせる。

昼のお守りは小鳥たち。
みんなでうたをうたったり、えだにかくれて、またでたり。

ちいさな葉っぱの赤ちゃんは、
おっぱいのんでねんねして、ねんねした間にふとります。



堅香子

2007年04月01日 07時18分00秒 | 


何年かぶりに香嵐渓のカタクリの花を見に行って来ました。

天気があまり良くなかったのですが、写真を撮っている間だけ
お日様が気を利かせてライティングのお手伝いを
してくれました---(^^)



「万葉集」にも登場する堅香子(かたかご)の花。

片栗の古名として知られています。




昔はこの花の地下茎から良質のでんぷんをとっていました。
今、スーパー等で売っている「片栗粉」は殆どはジャガイモの
でんぷんなんだそうですね。




このカタクリの花、芽を出すまでに7~8年かかるのだとか...
芽を出すとその春のうちに花を咲かせます。

そして、枯れるとまた次の春まで、地上からすっかり姿を消すのだそうです。
そのため、ヨーロッパでは「スプリングエフェメラル(春のはかなき命)」と
呼ばれているそうですね。



カタクリの花を見つけたら思い出してあげましょう。
長い間、真っ暗な土の中で、夢を見続けて、やっと咲かせた花
だということを---(^^)