かおばなの花通信

   趣味の写真(花の写真多し)や日々の出来事を綴ります。

あふち(センダン)

2005年05月29日 20時48分40秒 | 


妹が見し 楝(あふち)の花は 散りぬべし わが泣く涙 いまだ干なくに

                       山上憶良 万葉集より

「長官(大伴旅人)の奥さまがごらんになったあふち(センダン)の花は、
もう散ってしまいました。でも、わたしの涙はまだ乾きません。
ましてや長官のことを思うとおかわいそうで---」

旅人の妻の死を悲しんだ憶良が詠んだ歌ですが、妻を亡くした旅人を気遣う
いかにも憶良らしい優しさが感じられますね---(^^)



刈谷市の旧東海道の道路脇にセンダンの木があって、
毎年この時期になると若葉の中に上品な藤色の花が咲く---

小堤西池

2005年05月28日 22時49分13秒 | 


先日、愛知県刈谷市にある小堤西池に国の天然記念物に指定されている
カキツバタの花を見に行った。

らごろも つつなれにし ましあれば
 るばるきぬる びをしぞおもう

これは伊勢物語のヒーロー在原業平が詠んだ歌でカキツバタの5文字が読み込まれている。
でもこの歌を詠んだのは知立市にある八橋のカキツバタのようだ。



池の端にクロミノニシゴリの木があって白い花が咲いていた。
サワフタギの木と似ているが実の色がそれぞれ藍色、黒と異なる---



クロミノニシゴリの木に鮮やかな模様の幼虫がいて葉っぱを食べていた。
これはシロシタホタルガの幼虫のようだ。



写真はシロシタホタルガの成長した姿、蛾の仲間にしてはきれいな姿をしている。



テントウムシ君が一生懸命にクロミノニシゴリの花に登っていた。
「がんばれ!テントウムシ」と声をかけたくなった---(^^)



エビネ

2005年05月24日 06時35分12秒 | 


「シライトソウの咲く道」の続きです。
先回頂上の東屋で話をした、家族で来ていた女性に今回も出会った。
今回は友人と2人連れだった、この山で出会った人に「エビネランが咲いているよ」と聞いて探しているらしい。
面白そうなので一緒にエビネを探すことになった。

この写真はその時見つけたエビネの花、でもこれは自生地から移植したものらしい。
自生のエビネは林の中の暗い場所に咲いていた---



この花はタツナミソウ、名前のように波がザザーァと立ち上がっている
イメージがする。



カザグルマの白い花が咲いていた。クレマチスやテッセンに似た
日本最大の野草のようだ---



県道脇に黄色い蛇結茨(ジャケツイバラ)の花が咲いていた、
この花は全身トゲだらけなので写真を撮ろうとして下手に深入りすると
トゲが衣服に引っかかって難儀する---

シライトソウの咲く道

2005年05月22日 19時27分21秒 | 


先週の日曜日、新城市まで出かけてシライトソウの花を見てきた。
この写真にはお父さんとお母さん、そして小さな子供のシライトソウが
楽しそうに笑っている。
白糸さんちの家族の肖像写真、とても微笑ましいですねぇ---(^^)



こんな山道の脇にたくさんのシライトソウがいっぱい咲いていました。



シライトソウの花の左奥にナルコユリの花が咲いていました。
少し距離があったので一緒に撮影するのは難しい---(^^;



この場所で写真を撮っていたらご婦人が話しかけてきました。
なんでも山を歩いては花の絵(スケッチ)を描いているとか、今までに
描いたスケッチをいくつか見せていただきましたがとても上手でした。
写真も良いけれどこうやってゆっくりと腰をすえてスケッチをするのも
いいなーと思った---♪♪♪



キンランの花はもう殆ど終わってしまっていたけれど、この花はまだ綺麗な姿をしていました。



ヤマツツジが道の至る所に咲いていました---(^^)



庭に咲く花

2005年05月22日 15時04分17秒 | 


庭に梅花卯木(バイカウツギ)の花が咲いている、2~3年前に何処かの園芸店で
買ってきたものらしいが、なかなか可愛らしい花姿をしている。



これはヒメヒオウギこの花も小さくて可愛い花が咲く、バックは白花の
ヒメヒオウギ。



ユキノシタも咲いているアップで見るととても面白い形をしている。



この白い花はカラーかな?水芭蕉の花とどことなく似ている。



この花は桃色昼咲き月見草(モモイロヒルザキツキミソウ)という花らしい。
太宰治の「富士山には月見草がよく似合う」というあの月見草の仲間のようだ---

アヤメ

2005年05月20日 22時30分08秒 | 


「いずれがアヤメかカキツバタ」という言葉があるがこのアヤメを見分けるのは簡単だ。
アヤメの花の萼片基部の黄色い部分に入る網目状の模様と細い脈が特徴で織物の綾目(斜線模様)を連想させる。



これはカキツバタ、書き付け花が転じてカキツバタとなったという。
書き付けとは、花を布にこすりつけて花汁で染めること。



これはシャガの花、この花も↑の花と同じアヤメ科アヤメ属である。



この花はタニウツギ、ピンク色の可愛い花だなぁと思って撮影した。



木道のある湿地帯でヤゴがトンボに変身するのをじっと眺めていた---(^^)
この記事の写真はすべて豊田市の松平郷にて撮影---

何の花?

2005年05月20日 06時47分12秒 | 


先日、豊田市の県道脇に咲いていたこの花なんていう花でしょうか?



フェンスの前に群生していてとても小さな(6~7㎜)のピンクの
花が咲いていました。
フシグロという花にも似ていますが、ちょっと気になる可愛い花でした---(^^)


スイカズラ

2005年05月19日 06時16分19秒 | 


先日、大高緑地公園を散歩に行ってきた。
ボート池の周りをぐるっと回ったらスイカズラの花が咲いていた。
この花は咲き始めが白色で、2~3日後に黄色に変わる、白い花と
黄色い花が一緒に咲いていて、とても味わいのある花だと思う---



キショウブがいっぱい咲いていた。この花は明治30年頃日本に伝来、
繁殖力があって今では各地に自生している。
紫色のアヤメやカキツバタの方が日本的で好きなのだが、このキショウブの黄色もエキゾチックで良いと思う---



上を見上げれば桜の木にサクランボの赤い実がいっぱいなっていた。
ついこの前まで満開の桜の花が咲いていたのが幻のようだ---



カキツバタ

2005年05月13日 05時13分54秒 | 


先日、刈谷市の小堤西池に国の天然記念物に指定されているカキツバタの
花の様子を見に行ってきた。
知立市の八つ橋のカキツバタの花はもう満開のようだがここのカキツバタの花は2週間くらい遅れて開花する。
やはりまだまだのようだ、でも蕾の状態もそれなりに雰囲気はある---



道端にニワゼキショウの花が咲いていた、どこにでも咲いている花だが
なかなか可愛い花だと思う---



カキツバタの案内所の方と話をしていたら愛知教育大学の裏の
広沢の池に睡蓮の花が咲いているというので行ってみた。
この時期に睡蓮?と思ったが行ってみるとピンク色の睡蓮の花が
いっぱい咲いていた---(^^)