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玉くしげ みむろの山の さなかずら さ寝ずはつひに ありかつましじ
万葉集より 藤原鎌足
「鏡王女よ、君は素敵だね。その君と一緒に寝ないでいられましょうか。
そんなことはできません、耐えられませんよ」
鏡王女は額田王のお姉さんですが。
後に藤原鎌足の夫人になります、妹の額田王が華やかなのに
対して、はるかに控えめです。
そんなところが鎌足に気に入られたのでしょうか。
サネカズラの実の鮮やかな赤い色、触れたくなるほどの艶やかさに、
鏡王君の姿を連想したのでしょうか。
それほどにサネカズラは美しく、ビナンカズラの他にビジンソウとも
呼ばれてます。
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これはサネカズラの雄花です。
雌花も咲いていましたが、花の真ん中が緑色をしていました。
図鑑の解説を読むと夏に花が咲くとなっていますが、
この場所では秋に花が咲いてすぐに実がなるようです---(^^)
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ムラサキシキブ(紫式部)の紫の実がとてもきれいでした。
この実を見ると源氏物語の世界が思い出します。