かおばなの花通信

   趣味の写真(花の写真多し)や日々の出来事を綴ります。

ロビタ

2005年07月09日 08時22分32秒 | ノンジャンル


先週の土曜日に開幕半ばにしてやっと”愛・地球博”に行ってきました。
何をするのにも行列に並ばなくてはいけないので少しうんざりした面は
ありますが、結構楽しかったです---♪♪♪

どうしても見たかったトヨタ館のロボットのショーを2時間並んで
見てきました。
人間より上手に演奏するロボットを見てロボットの世界もとうとう此処まできたか!
と感慨深いものがありました。

人間型ロボットといえば大抵の人は手塚治虫の”鉄腕アトム”を思い出すことでしょう。
でも僕は手塚治虫のライフワークである火の鳥に出てくる
さえなくて人間くさい”ロビタ”というロボットが脳裏をかすめました。

手元にあった”火の鳥 復活編”を読み返してみるとロビタが人間くさい訳がわかりました。以下にかいつまんでお話します---

--- 2483年。交通事故で死んだレオナは、ニールセン博士の再生手術で生き返りました。

それは死人を復活させる実験の第1号だったのです。
しかしその後遺症が残り、レオナは人間がみにくい無機物に見えるようになってしまいました。

そんなある日、レオナは事務用のロボット・チヒロと出会います。
チヒロは何の表情もない冷たい金属製のロボットでしたが、レオナにはそれが逆に美しい女性に見えるのです。

レオナはチヒロを愛するようになり、感情を持たないはずのチヒロにも、感情が芽ばえ始めました。
そして、結婚しようとチヒロをさらったレオナは、逃亡先で宇宙移民を密輸する闇商人たちと出会います。

闇商人の主治医であるドク・ウィークデイは、レオナの遺言を聞き入れ、レオナの心とチヒロの心をひとつにしてロボットを作りました。それが、感情を持つロボット・ロビタの誕生だったのです。

普通のロボットとロビタとのちがいはたとえばこういう点です。
ロボットの召使いは主人の命令にこう答える「はい だんなさま」
しかしロビタはときによってこう反発する「しかし だんなさま」

それがある主人にとってはがまんのならない反抗に聞こえ
ある主人にとっては人間くさい親しみに聞こえるのだ---

手塚治虫は本当に偉大な漫画家だったなぁと思う。
僕が子供のころ読んだ手塚治虫の未来都市は万博のリニモや高速道路のジャンクションを先取りしているし、

人間と共存する感情を持ったロボットもおそらく近未来には誕生するのではと予感させられるものがあります---


七夕

2005年07月07日 04時53分01秒 | 


今日は七夕なので星座についてお話します。
ちなみに↑の花は日曜日に撮影した平戸橋公園のシモツケです。
(花がきらきらしていたので夜空の星に見たてました)

僕は少年の頃、星が大好きな天文少年でした。
当時「天文ガイド」という星の雑誌を愛読していて、その中の
”天体望遠鏡を作ろう”という記事を見ながら口径10㎝の反射望遠鏡を
自作したりもしました。
(なんとレンズも磨いたのです、でも仕上げの段階でどうしてもきれいな透明にならなくて泣く泣く断念しましたが)

その自作の望遠鏡は土星の輪や木星の縞模様と4つのガリレオ衛星、
アンドロメダ小宇宙や彗星の姿など宇宙の神秘をしっかりと見せてくれました。

七夕といえば牽牛と織姫のお話が有名ですが、少年の頃よく通った
名古屋市科学館のプラネタリウムで聞いた琴座の伝説を紹介します。

---たて琴の名手であったオルフェウスは、エウリディケと結婚しましたが、結婚してまもなくエウリュディケが毒蛇にかまれて死んでしまいました。
オルフェウスはなげき悲しみ、死んでしまった妻を取り戻すために死の国へと向かいました。
オルフェウスの行く手には様々な怪物が待っていましたが、彼の見事なたて琴の音色で怪物たちはおとなしくなり、ついに死の国の王ハデスの前に進み出ました。
オルフェウスはハデスに妻を返してくれるように頼みましたが、ハデスは聞き入れてくれません。しかしオルフェウスがたて琴を奏でると、ハデスも心を動かされ、地上に着くまでの間、決して後ろを振り返ってはいけないという条件で妻を連れ戻すことを許しました。
オルフェウスは妻の手を引いて地上へと続く階段を進んでいきました。
ところが、あと少しで地上というところで、オルフェウスはつい後ろを振り返ってしまったのです。
すると妻のエウリディケはたちまち死の国に引き戻され、オルフェウスが再び死の国に妻を連れ戻しに行くことは許されませんでした。
悲しんだオルフェウスは、川に身を投げて死んでしまいました。
大神ゼウスはオルフェウスのたて琴を拾い、天に上げて星座としました。

今夜、夜空を見上げると明るい三つの一等星が夏の大三角形を形
作っています。
多分その中でも一番明るく光り輝いている星が琴座のベガという星です。
ちなみに琴座のベガは織姫星のことです---

でも、なかなか七夕の夜って星が見えないんですよね---(^^)