先週の土曜日に開幕半ばにしてやっと”愛・地球博”に行ってきました。
何をするのにも行列に並ばなくてはいけないので少しうんざりした面は
ありますが、結構楽しかったです---♪♪♪
どうしても見たかったトヨタ館のロボットのショーを2時間並んで
見てきました。
人間より上手に演奏するロボットを見てロボットの世界もとうとう此処まできたか!
と感慨深いものがありました。
人間型ロボットといえば大抵の人は手塚治虫の”鉄腕アトム”を思い出すことでしょう。
でも僕は手塚治虫のライフワークである火の鳥に出てくる
さえなくて人間くさい”ロビタ”というロボットが脳裏をかすめました。
手元にあった”火の鳥 復活編”を読み返してみるとロビタが人間くさい訳がわかりました。以下にかいつまんでお話します---
--- 2483年。交通事故で死んだレオナは、ニールセン博士の再生手術で生き返りました。
それは死人を復活させる実験の第1号だったのです。
しかしその後遺症が残り、レオナは人間がみにくい無機物に見えるようになってしまいました。
そんなある日、レオナは事務用のロボット・チヒロと出会います。
チヒロは何の表情もない冷たい金属製のロボットでしたが、レオナにはそれが逆に美しい女性に見えるのです。
レオナはチヒロを愛するようになり、感情を持たないはずのチヒロにも、感情が芽ばえ始めました。
そして、結婚しようとチヒロをさらったレオナは、逃亡先で宇宙移民を密輸する闇商人たちと出会います。
闇商人の主治医であるドク・ウィークデイは、レオナの遺言を聞き入れ、レオナの心とチヒロの心をひとつにしてロボットを作りました。それが、感情を持つロボット・ロビタの誕生だったのです。
普通のロボットとロビタとのちがいはたとえばこういう点です。
ロボットの召使いは主人の命令にこう答える「はい だんなさま」
しかしロビタはときによってこう反発する「しかし だんなさま」
それがある主人にとってはがまんのならない反抗に聞こえ
ある主人にとっては人間くさい親しみに聞こえるのだ---
手塚治虫は本当に偉大な漫画家だったなぁと思う。
僕が子供のころ読んだ手塚治虫の未来都市は万博のリニモや高速道路のジャンクションを先取りしているし、
人間と共存する感情を持ったロボットもおそらく近未来には誕生するのではと予感させられるものがあります---