か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

役に立たない外食情報  Ver.4 箸休め

2017年03月20日 | 食・レシピ

箸休めとは大体さっぱりしたのとか、せいぜい茶わん蒸し程度であり、食事の途中で和菓子なんてありえない。

だが僕の好みでこのシリーズもギトギト、ドギドギ、ギラギラの料理が続くので、話題の箸休めとして和菓子の紹介。

家族の人数が多かったころ、プリンは鍋で作るのが恒例であった。母は全く家庭を顧みなかったのでいつも祖母が作ってくれた。プリンにナイフを入れるときは列強の植民地分割のように争いが起こった。

今日の朝日歌壇、

回転ずしの川を下ってやってくる鰆鱚鯛鰹鱧プリン               九螺 ささら

あがりの周囲にびっしりと魚編の漢字が書いてあって、必ずそれを聞きもしないのに読んで見せるバカがいた。うまくない寿司屋には必ずあるでかい湯飲み。子供は常に好奇心旺盛でその上記憶力が旺盛だ。周囲の大人に聞いていろいろ覚えた。さわら、きす、たい、… だが最後に来たのが一番いいようだ。

食い物とは実に罪がない。生き物をいただこうものなら、とくにそれが人間だと僕は突然色魔にされる。たとえプリンの海でおぼれようと僕は善人のまま死ねる。

 

今日、僕はバイクでうろついていたので、たった2個しか買えなかった。サイドバッグはその程度のスペースしかない。巨大バイクで軽より燃費の悪いバカターレーを除くと収納性のあるバイクはない。たったその2個のために保冷剤を入れてくれた。

それでも30分以内に食べてくださいと言われた。概して、賞味期限が短いほどそのお菓子は美味しい。日本に初めてセーラー服を導入した高校のそばだ。JKたちは和菓子には興味ないらしい。

桜とか🍓とかくり饅頭とか、とにかくまんまのネーミングだ。僕が高校の時からある。店を大きくするでもなく支店を出すでもなく新製品をひけらかすわけもなく、店は1坪、工場は10坪。

その間、多くの店が雨後の筍のように林立しすべてほろんだ。40年前自転車に乗りこの店を通り🍓大福を一個買う学生がいた。学生は家と学校の隙間の穏やかな午後を楽しんだ。

 

 


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