殺人6日前、「生徒がトイレでいじめられている」という情報が担当教諭に寄せられて、先生達が対応策を検討していたことが分かった。いじめと指摘する生徒に対し会議はケンカと決めつけた。
2012年7月15日朝日新聞
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中学の先生たちはいそがしい。いつ教材研究をしているのかと思うほどだ。その上、文科省の研究指定校になるとウソの美辞麗句で飾った膨大な紙の無駄を作るため何日も徹夜する。まさにこの皇子山中学がそうだった。
いじめのない学校づくりに本校はこんなに努力していますと言うことをだらだら書いた電話帳みたいなレポートを文部省の役人の前に差し出す。そして喧嘩の弱い子が死ぬ。真の姿は人殺し学校だ。
犯人を泳がす悪の花園だ。
ケンカが弱い子は「喧嘩でした」というほかないのが分からんのか。「いじめ」でした、と言ったが最後、便器なめですんだらいい方だ。
滋賀県は組合の力が強くないので教研(組合の教育研究大会)に力を割かれることはあまりない。全てを日教組のせいにしたがる右翼は学校の成績がよかったのかな。
滋賀県ではないが、とにかく、報告書、成績、採点、教師個人の評価、意味のない会議(小学校上りの教員が特に好きだ)を一日1~2コマの空き時間にやらなければならない。
バカはカッコつけたつもりか、僕が行くと会議室に多くのレポートが並んでいる。先生方には悪いが僕は一度も読んだことはないし今後も読まない。低質だ。僕には掃除用具の箒がどこに何本あろうと関係ない。
校長にもっと本質論議をしましょうと言っても、どこで覚えたか、本人も意味が分かってない教育法規集を念仏のように唱えるだけだ。僕は立ちあがって首を絞めたくなった。
これじゃあことが起こったときに対応する能力はない。さすがに高校になるとこんな三文オペラはない。ちゃんと名の通った大学になるとそんな馬鹿競争は夢にも思いつかないことだ。
それは学生に影響しアカデミックな雰囲気の中、考える学校が存在する。
昨日、九大の川越清衣先生のリニアコライダーについての講演を聞いた。実験屋はすごい。
いいかげんね、中学校はバカ狂想曲をやめなさい。面白く楽しくなんて学校のすることではない。
正義や真理の厳しさを教えろ。日本以外では幼稚園からそれをやってるぞ。
厳しさを喪失した集団には暴力がはびこる。 写真は始めてモザイクなしで会見した校長