福岡市南部の人口増に対処するためほぼ同時期に多くの高校が新設された。前述のファシストたちの高校もこの時期にできた。
生徒教師保護者ともに低能で意味もなく授業数だけを競っていた馬鹿高校たちだ。そこにいた先生方の何人かは福高教(第一組合、県教委の言いなり小僧にならなかった人たち)の先生方が残っていることがあった。
すかさず第二組合は策動した。何か問題を抱える生徒、たとえば精神的に、あるいは病気を抱える生徒とか遅刻がちな生徒、反抗的な生徒など厄介な生徒は福高教の先生方の担当に押しつけた。クラス担任にしろ授業担任にしろいわゆる手間のかからぬよい子だけ第二組合が担当した。
たまに学校視察にくる県教委の無能集団はそれを見てさすが第二組合と信じ切って帰る。とくに第二組合は3年生を持ちたがった。いい大学に入れたと自慢できるからだ。もともと成績のいい生徒を勝手にクラス編成をして集めているにすぎない。
指導がいいから通ったのではなく通りそうな子を集めただけだ。
ただ、武蔵台高校や太宰府高校ほど偏差値が低くなるとそういう小細工をしてもほとんど大学と名のつく大学には合格できないから徒労だ。
春日高校程度になると第二組合のまやかしが功を奏するはずだった。しかしここのファシズムは徹底していた。髪形を女子の前髪は眉の上1センチと決めた。髪の硬い子は河童になってしまって大学に来てもあざ笑われた。男には極度の刈り上げを強要した。それだけでも傷害罪が成立するとも知らず低能第二組合はほめられると思って愚行を続けた。
おかげで私は春日から来た学生を一目で見分けることができた。教師は校長から始業のチャイムが鳴るときは教室にいることを強要されていた。連続して授業があるときは物理的に不可能なことだ。授業の準備ができないではないか。僕は授業の一時間前から授業の組み立てをする。
かくして第一組合の先生はへとへとになって働き第二組合は視聴覚室でエロビデオを見ることができた。
こうして意味もなく生徒を締め付けると必ずどこかに反発した行為が出る。学校がもみ消した生徒の強姦未遂事件があるらしい。それだけではない。高校時代の思い出に春日から来た学生が語る乱れた性の狂宴は実に面白かった。
能天気にも春日高校は大学進学率で筑紫ヶ丘を抜こうという失礼な妄想を抱いていたようだ。普通の能力ある生徒ならそんな気違い学校は避ける。秀才は来なくなり春日の偏差値は伸び悩んだ。
今は嵐が去ってまともになったときいている。春日を低迷させた馬鹿たちはみんな校長になった。おまけに彼らの息子はバカでも教員になった。