か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

韓国人を責めないで。

2012年12月01日 | 韓国

韓国は3月が新学期だ。天気は毎日快晴だが最高気温でも零下の日がある。九州からほとんど出たことのない僕には拷問のような寒さだった。

しかも大学院は戦前日本が建てた古い木造校舎だったので隙間風が刺すように吹いた。

僕は(院ではなくて)大学に行って空き教室を見つけた。本を読みながらまどろむ至福の時間だ。Golden slumber

ここに闖入者がいる。談話室とか休憩室といった福利厚生はゼロの学校だったので雑談しようと入ってくる。うるさいので追い出したことがある。しょうがないかな。僕も大学の時は我慢して院生に遠慮していた。

たまたま一人でうとうとしていると女子大生が3人で僕を囲んでいた。ここが韓国人だ。ストレートで情も何もない。私達とつきあってくれという。ひどい顔をしていたので断った。美醜の区別ぐらいつく。

とにかくこのように日本人は韓国に行けばもてにもてる。ここで錯覚するんだな。俺ってなかなかやるやん、と。ところが実はそうではなくて、彼女らにすれば夢のような金持ちの好青年がやってきたわけだ。年頃の娘が白馬の王子様を見逃すはずはない。

日本でそんなことが起きても遊び半分だからよかったが、彼女らは目が据わっていた。切羽詰まっていたのだ。

ソウル大では、月収5万円以下で生活している家庭の学生に学費を免除することにした。ソウル大の学費はタダみたいなもんだが、おどろくべきはその該当者の数だ。なんと50%。要するに半数が月収5万円以下の家庭の子たちだ。

ソウル大、延世大クラスになると家庭教師を頼まれることが多い。金持ちを選んで何軒かかけ持ちをすれば20万円/月は可能なので一流校の学生は逆に家に仕送りをする学生もいたほどだ。父親の4倍の収入がある学生とはなんか変だ。

バカ評論家はよく韓国の学生はよく勉強するとかいう。表面しか見ないと大恥をかく。彼らの住環境を見たか。図書館しか勉強できるところがないのだ。

旅行に行った人は分かるようにソウルの物価は日本と変わらない。ところが収入は絶対的に不足している。内需とか影もない。絶望的な住宅事情。若いカップルはヤルところもない。

庶民は破たんすると分かって銀行に頼る。銀行の審査が極めて甘いから。しかも「ゆとり返済」だ。当面は利子だけ返すサブプライム、だまし貸し、なのだ。銀行は庶民の破たんを分かっておきながら、庶民という顧客を確保しようとする。あくどい。

だから、その当面という利子返済のみの期間が過ぎるとどうなるか。「私債」という合法の暴力金融に頼らざるをえなくなる。政治献金が効いて私債の利子は合法的に天文学的数字になる。ソウル市民の90%が絶望的借金を抱えている。

そこにアウディに乗って学校に通う大学院のお兄さん。お家は一等地の一軒家。

男性も女性も僕にまつろう人たちよ。僕は悲しい。

Posted at 2012/02/19

 

 

 

 

 


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